学生ビザを取得できないままの留学
帰国が面倒で、ビザ申請の優先順位を下げる
フランスでのMBAへの留学がきまり、日本の仕事を退職しました。学校が始まるまでの3ヶ月間は、ベルギーで働く夫のもとで暮らし、フランス語の語学学校に通うことにしました。日本を出る時点で、フランス留学用の学生ビザを申請しよう、という考えは思いつきませんでした。
そして、後に猛省することになるのですが、3ヶ月のベルギー新婚生活中、フランス語やビクラムヨガに夢中で、これから始まるフランス留学に必要なビザを取り損ねたのです。
海外生活の優先事項について全くわかっていなかっていませんでした。日本に帰国して東京のフランス大使館でビザの申請をするべきでしたが、ベルギーでの駐在員妻生活が楽しくて帰国しませんでした。
ベルギーの日本人大使館でフランスビザ申請は可能?
頭でっかちの私は、「夫の会社に扶養者としてベルギービザを取ってもらい、ベルギーのフランス大使館でフランス学生ビザを取る」という離れ業を考えました。
理論上は可能だが、実際には複雑すぎて、フランス語も初級レベルの私には無理な計画でした。
ベルギービザを取得する前にビジネススクールが始まってしまいました。
日本のパスポートは強い!EU内はパスポートコントロールなし。ビザなしで入国できてしまう
ベルギーとフランスはEU内のため、パスポートコントロールもなく、ビザを取らずにフランスに入国できてしまいました。また、ベルギーへも日本のパスポートがあれば、観光客として入国は簡単にできてしまいます。
入学後、病院に行く必要が出てきたとき、保険などもなく、苦労しました。
ビザ手続きは最優先で、1番確実な方法を取るべき、と学びました。
一番大事で、一番面倒くさくて、ついつい優先順位を下げてしまいました。企業からの派遣だと、会社がビザなどは全部やってくれるので、留学のときは自分でやらないといけないのに、軽く考えすぎていました。留学先の学校からもフォローはありませんでした。