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【脱カサンドラ】自分の人生に向き合うということ

カサンドラな皆様、本日もお疲れ様です。
本日は、カサンドラに陥っている時に少し考えてみたい
自分の人生に向き合うということ
について、書いていきたいと思います。
 

カサンドラが悪化する理由


筆者が実際に経験したからこそ言えるのですが、カサンドラ症候群が重くなっている時は
・発達障害を持つ配偶者をなんとか変えたい
・自分の思うような人になってほしい
・自分がカサンドラになったのは相手が発達障害だからだ

と思っていることが多いです。
 
奇想天外な発達障害者との噛み合わない日々の生活は、徐々に心を崩してくることは事実です。
 
カサンドラになっているときはどんどん視野が狭くなってきて、発達障害を持つ相手が全部悪いんだ私はこんなに頑張っているのに報われない被害者だと思ってしまうことすらあります。
 
SNSや友人に愚痴を言えば「えー!それはあなたは悪くないよ!大変だね」とか、慰めの言葉をもらったりして、ますます被害者モードが加速していきます。
 
このループでカサンドラ闇堕ちしてしまうのです。
 
さて、ここで一息落ち着いて、考えてみたいことがあります。
 
それは、自分は自分、配偶者は配偶者、それぞれの人生を生きる権利があるよ、ということです。


夫婦だからこそ、心の線を引け

日本人の多くは文化的に人と人の距離感や線引きが崩壊している傾向があります。
 
特に結婚して夫婦になったら、夫・妻の肩書を印籠にして、相手の人生に好き勝手口出しをしてもいい、というような風潮がありますよね。
例えば転職を反対する嫁ブロック、
妻の家事や働き方を制限しようとする夫ブロックなどが該当します。
 
しかしながら、どんな人間関係だったとしても自分や相手にはそれぞれ個別の価値観があり人生があり人格があります。
 
つまり、夫婦となっても基本的な人権はお互いに守るべきなのです。 
 

夫婦だからといって、相手の価値観や人生や人格を否定したり、あなたの好きなように変わって欲しいというのは、行き過ぎればただの支配になってしまいます。
 
夫婦だからこそ、お互いの心に土足で踏み込まないように、心の中で境界線を引くべきなのです。
 
カサンドラなあなたも、発達障害を持つ配偶者も、それぞれの人生があります。
夫婦として以前に、一人の人として幸せに生きる権利があるのです。
 

カサンドラになった時こそ、自分に向き合おう

カサンドラになると、相手のことばかり考えてしまいがちです。
発達障害の相手の至らないところばかりに目が向いて、
相手をなんとかしたい、相手の尻拭いをしてしまう、
という方向にも走ってしまいがちです。
   
しかし本来考えなくてはならないのは、
カサンドラになったあなた自身は一体どういう人生を生きたいのか?ということです。あなた自身に目を向けて欲しいのです。

まずは、
あなた自身が自分の軸をしっかりと確立し、
自分が欲しい人生、叶えたい人生を明確にして、
その上で、じゃあどのように行動を変えていこうか?

と、考えてみて欲しいのです。
 
成人したあなたは、自分の人生は自分で決めていく必要があります。
周りがどう思っても、周りが何を言ってこようとも、あなたの人生はあなたのものです。配偶者の発達障害うんぬんは、関係ありません。
 
自分って、元々は何が好きだったっけ?
どういうふうに生きるのが好きだったのかな?
と、自分に問いかけても分からなくなってしまったら、カサンドラや発達障害に知見を持つカウンセラーに手伝ってもらってもいいかもしれません。
 
心の中で自分と配偶者の間に線を引いた上で、さらに自分の人生に向き合い自分の中の軸がしっかりしてくると、発達障害の相手が何かをやらかしたとしても、あまり気にならなくなってきます。
 
なぜなら、相手は相手、自分は自分、と割り切って一歩引いた目線で接することができるようになるからです。
 
どんな人間関係であっても、うまくいくコツは相手と自分の間の距離感を適切に保ち、原因自分論を元に自分で自分の人生の主導権を握ることです。
 
自分に向き合うことは、今この瞬間からすぐにできることです。
小さなステップからで構いません。
 

自分は何がしたい?
自分はどうやって生きたいと思っている?
なぜそう思っている?
 
ぜひ、自分に問いかけてみてください!

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