久方ぶりのバケーション【SUN WING KAMALA BEACH】 に泊まった旅日記
実は他のホテルを希望していたところ、押さえるのが遅過ぎて家族5人が一緒に泊まれる部屋がなくなったために急遽決めたのがこちらのホテル。
ホテルの名前を聞いたこともなく、他がほぼ埋まっているなかでも予約が取れる。若干「大丈夫かな…?」と心配はあったものの、子供達が切望するウォータースライダーが付いているプールがあったのでこちらに決めましたが、結果、かなりオーライの『またぜひ泊りたい!』と思えるような、シンプルな中にも機能的で清潔感のある快適なホテルでした。
JW MariottからClub Medと名高いホテル続きからのこちらのホテル。
ホテルに着く前にも「次はどんなホテルなんだろう…」とワクワクと不安が入り混じり、道を曲がる度に「あ、ここかな?」とドキドキする。
そんななか、ホテルの看板が見えて右折した先にはガラーンと空き地のような道が続き、なんとその先にホテルのゲートがあるではないですか!?
主人と二人「ここ、大丈夫なんかな…」と話している間に車は止まり、ビジネスホテル並みの全く飾りっけのないエントランスに落胆に色を隠せない私と主人。
まぁ、しょうがない。と中へ入っていくとすぐ手前にミニマートを発見。
いちいちコンビニに買いに行かなくても手近に用を済ませるとポジティブポイントを加算。
前向きに、前向きに。
と考えながらレセプションに行き、主人がチェックインをしている間に一人周りを散策。
すると、入り口からは想像もできないほどの広さの中に大きなプールが3つ並び、お目当てのウォータースライダーがサイズ違いでそれぞれに付いていました。(写真では1つしか写ってなかったのでこれにはビックリ!)
大きなプールの廻りには小さい子供用のプールとちびっこ用スライドもあり、他にもRoyal Pool Access suite用のひっそりとしたプールも2つあったりと、いったいこのホテルには幾つプールがあるんだろう?とウロウロしていると、
一人の女性スタッフに出くわしたので、
「今着いたばかりなんだけど、ここはビーチフロントなの?」
と聞くと、プールの先を行くと目の前はビーチだと言う。
(その後知ったのですが、このスタッフの方はフロントの方でして、レイトチェックアウトにもかなり融通を効かしてくれ、滞在中いろいろと気にして下さり、最後の最後まで笑顔でよくしてくださいました。感謝!)
今回の私たち家族のプーケット旅行を知って、わざわざバンコクから飛んで逢いにきてくれたご夫婦がいたのですが、ClubMedではコロナのこともありDaypassの発行はなくホテルゲスト以外の立ち入りは固く断られたのに対し、こちらのホテルはかなり緩く、ホテルのロビーでの談笑(マスク着用)にも嫌な顔一つせずにこやかに見守ってくれていました。
--
今回予約したお部屋は2ベッドルームのFamily suite。
バスタブはないものの、トイレもシャワーもテレビも2つずつあり、ホームページにある写真のとおりの申し分のない広さ。Wifiもちゃんと繋がり、強いて言えばシャワーのお湯の調節が難しいくらいでしょうか。
そして、部屋の中には電子レンジやケトル、冷蔵庫もあり、とにかく安心してステイできました。
そしてこのホテル、
ベビー連れ専用のお部屋が並んでいたり、オリジナルマスコットがいたり、子供連れスイートがあったりとFamily Friendlyを推しているだけあって、ゲストのほとんどが小さな子供を連れた西洋系の方々でした。
朝食のブッフェは可もなく不可もなくな感じで、内容はほとんど毎日同じでしたがアジアン、洋食、フルーツ、パン、ヨーグルトなどスタンダードなものが並んでいるのでとくに飽きることもなく楽しめました。
そして、ランチやディナーなどを敷地内のレストランで食べる際は、大人がメインを1皿頼むごとに12歳以下のキッズミールが無料になるというなんとも嬉しいサービス。どれを食べてもなかなか美味しく、何より他のホテルとは段違いに値段がリーズナブルでかなり助かりました。
価格がリーズナブルなのはレストランだけでなく、プールバーのカクテルやアイスクリームなどもそこら辺のお店と変わらないようなお値段で、
敷地内のビーチ側に設置されているマッサージ屋さんも、最初のJW Mariott(スパではなくビーチにある小屋のマッサージ)と比べると安価で、JW Mariottが1時間500バーツ(約1870円)に対し、このSUN WINGは1時間300バーツ(約1120円)で、こちらのマッサージの方々の方が穏やかな感じで施術も上手でした(あくまで主人と私の主観です)
他にも、敷地内に設置されている、洗濯機、乾燥機ともに80バーツずつと、ClubMed180バーツの半額(しかもClubMedはメンテナンスが行き届いていないので使用を断られた代わりにホテルのランドリーサービスを勧められました…)
--
ホテルのプールサイドを通過し、ビーチへ向かう小道を歩いていくと、ビーチ沿いにはたくさんのレストランやお土産屋さん、バーやゲストハウスが並んでいて活気があります。日によってはマーケットも開いているようです。そしてここでもまた、何よりお値段が手頃で有難い。
ビーチのサンベッドレンタルもClubMed前のビーチが200バーツに対し、こちらのホテル前のビーチでは半額の100バーツ。
ボディボードのレンタルも300バーツだったのにに対し、こちらのホテル前のビーチでは100バーツ。
(ちなみにホテルを背に左手のお店で働く、CoCoという元気なタイ人の女性によくして頂きました。)
このホテルに来るまでは、タイの物価は上がっていて「安い」と思える国ではなくなったと感じていたけれど、このSUN WING Kamala Beachに来て考えが変わりました。
最終日はチェックアウトを17時まで伸ばしてもらえ、タイのお正月「ソンクラーン」を一緒に祝うこともできました。
このソンクラーン、別名『水かけ祭り』とも言われていて、その名の通りめちゃくちゃ水を掛け合います。ホテルでも水の掛け合いが始まり、スタッフが他のスタッフをプールに落とすという場面も。
お祭り好きな私たち家族は水着に着替え、ホテルから出てお店が並ぶ商店街へ繰り出しここでもソンクラーンに参加。路面に子供用プールを出し、そこからバケツで水を汲み出しで掛け合ったり、水鉄砲で道行く通行人や車やスクーターに発射したりと、とにかくお祭りモード。水掛けられても怒っちゃダメよ。の雰囲気です。
事前に内容を勉強していた主人はスマホやお財布をコンビニの袋などに入れ直して練り歩きましたが、これは正解!
ノリの良い観光客に地元の方たちは容赦なかったです。笑😂
私の感想としては、全体的にこのKamala Beachエリアで働かれてる皆さんは、穏やかでにこやかなイメージで、安心してステイできる心地良い場所だなと感じました。
--
今回のプーケット旅行は、
・JW Mariottのひっそりしたゴージャス感を味わうステイ
・Club Medのインタラクティブでエキサイティングステイ
・SUN WINGのシンプルながらもローカルを安心して楽しめるステイ
と、3つのホテルにステイし、それぞれが特徴を持ち、それぞれのビーチで楽しめた旅行になりました。
PCRや隔離が緩和されたと言っても、まだまだビザやワクチン接種証明など面倒臭い書類の用意があるのは確か。その面倒臭いのを全てこなしてくれた主人に心から感謝です。(私はそんなのするくらいならシンガポールのホテルに泊まるステイケーションで充分と言い張っていたので何もせず…)
次回どこかに旅行に行くときは、もっと自由に行き来できることを祈るばかりです。