長女との会話で感じた「私なかなか良い関係作れてるんじゃない?」と思えた出来事Vol.2
常日頃から子供に対してもできるだけ性教育にオープンでいようと努めている私。今回の記事は長女との性教育を踏まえた会話をお送りします。
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こないだどうも『話しにくそうな話をしに来ました』と言わんばかりの表情をした長女がズカズカとキッチンに入ってきて、
「ね、ちょっといいかな。」と私の料理の手を止めて、何やら話が始まりました。
ここ最近は将来『検視官』になりたいと言い始めたもうすぐ14歳の長女。
いつの間にこんな活字中毒になったのやらと思うほど、暇があれば犯罪捜査系のタイトルの本を読み漁っています。
そして、そういった感じの本は、なかなか説明や描写がキワどく、先日長女に「ママ、これ好きかも、読んでみる?」と言われて読んだ本が、これまたなんというか『犯罪推理小説という名のポルノ』のような本でして、読みながら母としてはなかなか複雑な心境になりました…
そんな死因や解剖などに興味深々な長女、先日いつになく照れながら遠慮気味に、
「ね、ママ。ちょっとこれ、、、知っておいた方がいいから言うね。」
と話しかけてきて、
「何?何か話しにくいこと?」
とこちらも構えると、
「うん、ま、そうかな…」
と勿体ぶったような、話しにくそうな感じで話し始めました。
「ま、ほらさ。私と弟と妹と子供が三人いるじゃん。てことはさ、パパとママはそういうことを少なくとも3回はしてるわけでしょ?」
「あ、SEX? そうだね。それ、結構前に話したことあるね。」
「も〜、ママ、はっきり言い過ぎ!!笑。でさ、パパ、もうすぐ50歳じゃん。この本にさ、男性は50〜60歳の間に行為の最中か後に死んじゃうことが多くなるんだって書いてるんだよね、だから知っておいた方がいいかな、と思ってさ。」
とのこと、
「で、女性は60〜70歳らしいから、ママはもうちょっと大丈夫なんだけどね。」
って、全然もうちょっとではないのですが…
「へ〜、今読んでる本にはそんな事書いてるんだ?」
と私が困惑した顔をして話ていたんだろう、
「まあまあ」、と長女13歳は母の肩をポンポンと叩きながら、
「ほら、でも、そういう行為って美しいことでしょう?愛し合ってるからってことなんだから。」と正論を投げかけてくる。
お前は一体何歳なんだ?と突っ込みたくなる 笑
「それに酔っ払ってる時は心臓に負担がかかるから、酔っ払ってる時はしない方がいいんだって。」
ですって 笑。
なんなんだよ 笑。
「ほほ〜、教えてくれて有難う。パパにも伝えておくわ。」
と返すと、
「え!?あ…、私が言ってたって言わないでくれる?なんかこんな話するのおかしいから。」
と言うので、
「いや、こういう話をできる親子って多分あんまりいないから、逆にいいんじゃない?」
と言うと、
「うん、そうだよね。だって何も知らないで放り出されたら何が正しくて、何が間違ってるか分からないもんね。だから私はママとこう言う話ができて良かったよ!」
と、とりあえず自分が話したい事を話してスッキリした長女は、私をハグしてキッチンから出ていきました。
本当にいつの間に精神的にもこんなに成長したのだか。
突然の娘からの『説教』ではありましたが、私の性教育はおそらく上手くいってるんじゃないかな、と思える出来事でした。
=余談=
そして、その3日後あたり、ニュースを見ながら珍しくテレビに向かって文句を言っていた長女。
どうした、どうした?と思っていたら、
「ママ、ちょっとこれ、本当にありえない話だよ。アメリカって赤ちゃん堕ろすの違法になったでしょ。
レイプされて出来た赤ちゃんを堕ろしたら10年の懲役刑なのに、レイプした側は懲役5年で済むんだって!!
何これ!?マジで信じられない!!狂ってるよ!!!!」
と怒りを露わにされておりました。
(あ、そうだよね、犯罪捜査系の本にはもうレイプって言葉も内容もレギュラー的に出てきてるから躊躇せずに口に出来るほどになってるよね、と母、心のつぶやき。)
「そうよ、この世はおかしなことばかり!だから、あなたが世界を変えなさい!あなたが世界を変えるのよ!!」
と焚き付けると、
「そうか、やっぱり法か…」と呟く長女。
将来は『検視官』から『法律家』にシフトチェンジしたかもしれません。