今年も怒涛のバースデー月間vol.1~次女編~
今週木曜日は次女の誕生日でした。
毎年お友達を呼んで結構大きなバースデーパーティをしてたのですが、やっぱりコロナで今年はできず。
しかしながら、一日にゲスト(来客)を5人招き入れることが出来るシンガポールルールで、せめて週末にお友達を呼んで祝い直そう!と一応計画は立てていたのですが、
ここ最近の次女の目に余るほどの態度と、宿題をやる事についての"嘘"、やらなければならない単純な事への無関心さにほとほと呆れ怒り疲れた私は、
「やらないって言ったら本当にやらないからね!」と次女に本気を見せるためにも子供の誕生日への初ボイコット。
大人気ない、母気ないと、どうぞごジャッジ下さいませ😓
8歳になる女児がどれほどの事をやってくれるのか想像もつかないかと思いますが、次女を知ってる方なら「お気持ちお察しします」と同情してくれるレベルです😓
最初は「まあまあ...」と私をなだめていた主人や長女も、次女を愉し始め10分もしないうちに私のように呆れ怒りモードになる。
そして私は横目で「ね、そうなっちゃうでしょ」とドヤ顔になるわけです。
もしかしたら次女は将来大物になるかもしれない。が、今はそんなことを期待するよりも最低限のハウスルールや学校の提出物をちゃんと忘れずに守って欲しい母...
(でも自分より歳下の子にはとても優しいんですよ😓)
そんなこんなではありますが、万一の為にも飾り付けの準備はしておかないと、と、あまり乗り気ではないものの、家の中を飾るデコレートの紙花を一人黙々とリビングで作っていたら、遊びから帰ってきた息子が「僕も手伝うね」と2人でせっせと20個ほど作りあげました。
うちの習慣では、誕生日の朝、起きてドアを開けたらデコレートされた部屋に驚いて、「ああ、今日は私の誕生日なんだ!」となるわけなのですが、
今年の次女はそれはなし。
「どうせなんだかんだ言ったって結局やるんでしょ」と鷹をくくって調子に乗っている次女に「母は本気なんだよ!」と分からせてやるために、今回この飾り付けをしなかった母。
しかし、誕生日の朝それに気づいたのは当の本人ではなく紙花を一緒に作った息子でした。
一人その事に気づいた息子は、朝学校に行く前こそっと私に、
「ママ、怒ってるのは分かるけど、1年に一度のスペシャルな日だから、お誕生日を祝ってあげて。お願い。」
と言ってきた。
いつも掴み合いのケンカをしてるくせに、こんな事を次女のために言いにくるとは...
そして長女もひとしきりのやり取りを見ていて、自分の中でこの状況と解決策を考えていたのだろう。
「私はさ、生まれて3年間はパパママのアテンションを独り占めしてたでしょ。○○ (息子)は2人目だから、パパかママどっちかのアテンションはあったじゃん。でも○○(次女)は3番目だからいつもアテンションを貰えるかどうかじゃない?だから私はもういいから、私の分を○○(次女)にあげて。そしたら変わるんじゃないかな。」
と言いに来た。
.......
........
私よりもはるかに大人な2人....
2人の言い分を聞いて嬉しいやら悲しいやら反省やらで泣けてきた....
普段は陽気な母が、無口で笑わないのが2人にはたまらなく居心地が悪いのだろう。これには長女と息子には心から申し訳ないと思った。
家族ってのは家族の中の当事者同士の問題だけじゃないんだよな..
家族の中で何かあれば、どうにか上手く収めようと皆が動くし、悩むし、頭を使う。
思わぬところで見せて貰った兄弟の絆、嬉しいじゃないの。
長女と息子に諭されて改心した私、まずは家族で誕生日を祝い、金曜の昨日、次女は友達を呼んで今年もパーティをしてお誕生日を祝えました。
次女よ、マジで姉兄に感謝しろよ。
で、次女の誕生日のよる夜、宮崎の実家のじいじ、ばあばから「おめでとう」のテレビ電話がきて話していたら、
久しぶりに画面越しに見る長女の姿を見て、「あの手がかかって大変だった○○(長女)がすっかり大人になって!早いもんだね~。」と驚いていたのを見て、長女もなかなか手強かった事を思い出した。
確かに長女も結構大変だったが、長女の時はまだ子供も一人だったから私も主人も手をかけてあげられていた。
自分がその過程で育ったから言えた言葉だったのかもしれないが、長女の言ってた事は的を得ている。
そんな大変だった長女も今じゃすっかり頼れる存在になり、どこに出しても恥ずかしくない自慢の娘に育っている。
という事は次女もあと2年ぐらいすれば落ち着いて少しは責任感が出てくるのかもしれない。と淡い期待。
そしてその頃には「ほら、あなたもあの時は随分大変だったのよ」と話せるようになっていたらいいな~と思う母の呟きでした。