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 敷地の中で、家屋と西側の石塀の間は約2.5m。
この青いところ。

 ここは地中に巨岩がいくつか埋まっているのだけれど、それを発破してまでどかそうとも思わなかったので、ほぼそのままの状態で土を残していた。(上のデザイン画の時点ではその岩があるのがわからなかったので車庫にするつもりだったけど)

 クマ夫が一番気にしているのが、基礎部分。

 ヘスス達建設部隊が2020年の6月に去って最初に気づいたのが、その部分から湿気が染み込んできているのではないか、と言うこと。彼が黙々と西側基礎部分に接する土を掘ると、基礎のコンクリにべっとり塗られていなくてはいけないはずのタールが、数メートルにわたって塗られていないことがわかった。これは完全に手抜き工事だったので、すぐにヘススたちを呼び、該当箇所を掘り、タールをこれでもかとべったり塗らせた。(2020年当時、まだ住んでいないながらも毎日ここで細かな作業をしていたので、ヘスス部隊が去った後にあれこれ手抜き工事が見つかった。クマ夫も彼らが建設作業している当時毎日のようにここで彼らの作業を見ていたが、それら手抜き工事を見抜けなかったことをすごく悔やんでいる。そりゃぁさ、素人がどんなに目を凝らしてみていたって、プロはての抜き方、抜く箇所わかってるから見つけられないよ)

手抜き工事は二度手間のもと!ちゃんとやろうぜ〜


まずは屋根の支柱、骨組み。

乾季の終わり、からっからの時にスタート

↑ここに、こんな風にね。

セサール兄に再度出動を願い、部材の調達に行く。

途中、クマ夫からメッセージ。

鉄パイプの値段が去年テラスを作った時より30%ほど値上がりしている。財務省としては多めにクマ夫に渡してあったので無事必要なだけ買えたが、2022年春、世界的に物価が上がり続けている中でもこの3割増しには驚いた。これはもう、もたもたしてられない。セメントもブロックも石膏ボードも、まだ足りない部分がある。さっさと建設を終わらせないと、仕上げて内装、個室の家具設置などもどんどん進めていかないと、預金は増えないのに経費ばかり増えて行ってしまう。


 うだうだ言っていられない。うちだけじゃないんだ。世界中なんだ。

 と言うことで、とっとと鉄パイプを仕込んでいく。この辺りはもう、セサールとクマ夫に任せる。私の出番じゃない。男二人で三日✖️半日作業で仕上げてしまった。もうこの作業は彼らにとって3度目(さっきからなんだか3と言う数字ばかり出てくるなぁ)


 鉄パイプの外側は、石塀に約2m置に立てた金網用鉄パイプに溶接してあるのでがっちり安全。計算では、屋根板と石塀の間は1.2mほど。通気性は守られそうだ。

さて、床面。ここの部分の表面を15cmほど掘り下げ、傾斜は西を低く、北を低く、コンクリートを敷く。雨が吹き込んできてもその水は家の裏手(北側)に流れていくように。

たまたま、石塀を作ったマヌエルが隣の家の屋外トイレ増設をしていて、あと一週間で終わると言うので、その後こちらにきてもらう様に段取った。

彼にとっては今までに何十箇所も作ってきたテラスや通路のコンクリで、滑らないように表面を箒でガサガサとスジを入れようか、それとも手作業でできる最大限の平な床にしようか、提案をしてくれた。うん、そうだね、掃除しやすいように平な方がいいかな。

該当部分をツルハシとスコップで掘り下げるのはマヌエルにとっては容易い作業のようで、あっという間に土を除去していく。その土は、昨秋までバイオトイレの液肥タンクがあった穴に持って行ってもらう。いつまでも庭に穴があってもねぇ。これはたった1日で彼はやってしまった。

家族総出!

その後、この通路一帯を6箇所に区切って作業をする。砂利の混ざったセメントをコンクリの土台として敷き詰める。その後、コンクリをだら〜っと流し込み、余っていた鉄角パイプで慣らしていく。途中一日、奥さんと子供二人を連れてきた。前日も一度、息子を連れてきた。ほんの少しの日陰の中で、仕事してるお父ちゃんの背中をみながら、ぼちぼちおしゃべりしてるシャイな4歳児。

 結局、マヌエルの仕事は8日間で終了。

 昨年と比べると、連絡もせずに来なかったと言う日はなく、なんだか勤務態度がかなり真面目になった気がする。通勤に使っていた馬はバイクに代わり、お腹周りもちょこっとお肉がついたようだ。お互い様だよね。


 さて、ここからはクマ夫の一人旅。


 屋根板を取り付けるのは、2階のテラス、1階のテラスに引き続き3度目、ずっと彼の持ち場。他の作業や業務、お出かけ、帰省などもあって、集中して屋根つけをすることはできなかったものの、ようやく本日、7月26日、終了しました!

雨季の中盤に出来上がりました!

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