Carwd Flagship capital, LLC

会社役員→専業投資家、証券アナリスト。上場・未上場株、投信、オルタナ投資部門からなり、主に小型クオリティグロース企業の定性・定量分析に基づくGARP投資を行うCarwd Capital最高運用責任者(注:自己資金運用)

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会社役員→専業投資家、証券アナリスト。上場・未上場株、投信、オルタナ投資部門からなり、主に小型クオリティグロース企業の定性・定量分析に基づくGARP投資を行うCarwd Capital最高運用責任者(注:自己資金運用)

最近の記事

長期投資において参考になるフレームワーク

1. 企業の俯瞰に関するフレームワーク(1) 構造的に強靭な企業 (NVIC) ・付加価値の高い産業・事業であること:「必要か?」 ・圧倒的な競争優位性を持つこと:「強いのか?」 ・長期的な潮流に乗っていること:「続くのか?」 (2) みさきの公理、三位一体の経営 (みさき投資) 「優れたヒト」が経営する、「優れた事業」を持つ会社に投資する。しかしそれだけでは事業やヒトが大きくは入れ替わらない以上、企業価値は定数として推移してしまう。そこで重視するのは、業界を超えて、国

    • エンビプロHD(5698) ヒトと経営の洗練

      エンビプロHDは "経営の洗練” に特徴ある企業だと捉えている。事業だけではなく、それを支える「ヒトと組織」に経営資源を適切に分配しており、企業の存在意義の言語化は見るたびに進化している。みさきの公理で言えばmの洗練。 ・以下、画像引用元は全て同社公表IR資料より。 ・マテリアリティの筋の良さ。電炉増設による鉄スクラップの需要増加、電化による非鉄金属・レアメタルの増加、廃プラスチックの高度な資源循環促進。加えて、経営活動の全てのプロセスで GX、DX の推進、そして就労形

      • CEホールディングス(4320) 雑メモ

        引用元:同社開示資料 事業内容(同社有報からの引用) (医療ソリューション事業) 医療機関向けの自社パッケージ製品である「MI・RA・Is(ミライズ)シリーズ」を中心に、電子カルテシステムと他社の医事会計システム等の部門システムを組み合わせ、主に中小病院向けに販売する他、医療情報システムの保守・運用等のサービスを提供しております。 また、主にNECグループからの委託により、地域中核病院を中心とした大病院向けの医事会計システム、電子カルテシステム、オーダリングシステム、検

        • ビートレンド(4020) 雑メモ

          同社についてはこれまで簡単に整理してきたのだが、上位Tierに食い込める可能性がある企業として、このタイミングでnoteに再整理してみたい(Twitterだと情報が流れてしまい、脳内にイメージが定着しないので....)。 画像引用元:全て同社IR資料 1. 投資アイディアのBig Picture・Withコロナ環境で経営体力を蓄積し、afterコロナ環境でもプレゼンスを拡大し続けるであろう小売企業(主にはスーパー、ドラッグストア、アパレル)の目線が次に向かう先はCRM。顧

          クロス・マーケティンググループ(3675) update

          (以下、引用元に注記がない資料は全て、同社開示資料より引用) 1. 要旨・中計資料上では、「マーケットリサーチを起点に顧客のマーケティングに関わる様々な課題の解決を支援する総合的なマーケティングソリューションカンパニー」との言語化がなされているが、「起点」「総合的な」というワードが入れられる事業ポートフォリオが同社の強みであり、消費者データ収集から分析・理解、施策の実行プロセスまでをワンストップで提供するマーケティングソリューション力(Whyからhowまで顧客と付き合える)

          クロス・マーケティンググループ(3675) update

          ファインデックス(3649) 雑メモ

          Vision for 2025の目玉はHealth TechのGAPかもしれないが、今の株価水準であれば、コア事業の医療システム事業の現状と将来を理解することが重要だと思う。雑メモなので、リサーチ進捗に応じたアップデートをしていく予定。 引用元:同社ホームページ及びIR資料https://findex.co.jp/ir/data/pdf/briefing_20210305.pdf https://pdf.kabutan.jp/tdnet/data/20210705/1401

          ファインデックス(3649) 雑メモ

          クロス・マーケティンググループ(3675)

          株価動向はイマイチ掴みづらいが、Tier2上位 或いは Tier1にも入ってくる可能性があるので、簡単に言語化しておくもの(画像等引用元:一部を除き同社開示資料。その他は文中に都度記載)。 1.事業内容(デジタルマーケティング事業) デジタル・ITを中心としたプロモーション、EC、マーケティング支援、システム 開発・保守・運用等、ITビジネスにおける総合的なサービスを提供 (データマーケティング事業) オンラインを中心としたデータ収集等のサービスを提供、顧客の事業・マーケ

          クロス・マーケティンググループ(3675)

          スターティアHD(3393) バリュエーションのアイディア

          1. 目的スターティアHDへの評価は数回書いてきたが(添付参照)、今回はバリュエーションについて考えてみる。目的は「保守的×保守的」な設定下でさえMargin of Safetyが大きいと言える点の確認。 注:画像引用元は全て同社公表IR資料より 2. 株価が上がる(と考える)背景「SaaS企業へと変化している企業」に注目するのは、極めて大きなバリュエーションギャップが存在する為。マーケット参加者のSaaS企業認知はアップデートされていない印象。認知されさえすれば、株価是

          スターティアHD(3393) バリュエーションのアイディア

          オカダアイヨン(6294) 雑メモ

          (注記がない画像は全て同社開示IR資料より引用) 事業概要主に建設機械、中でも「建物を解体する機械」の開発・製造・販売を行っている会社。主力機種は国内トップシェアを誇り、解体需要が旺盛な首都圏をはじめ、世界中でも大いに活躍。 また、「木材を生まれ変わらせる機械」の輸入・開発・販売も行う。森林で使われないままになっている木材や解体で発生した廃木材等を、バイオマス発電の原料や建材等に生まれ変わらせ、今ある環境も守ることに力を注いでいる。 ・「再開発関連」からの転換で見直し進

          オカダアイヨン(6294) 雑メモ

          ASTI(6899) 雑メモ

          事業内容 経営計画 ・具体的なブレ

          ブリッジインターナショナル(7039) 雑メモ

          リサーチして面白いなと思ったので、記録も兼ねて雑メモを書いてみる。 投資ストーリーを作るならば....1. マクロ的ストーリー ・コロナ禍での企業アクションは付け焼き刃的、アフターコロナ環境で真の改革が始まる。生産性向上は日本企業の永遠の課題。同社はwithコロナ的な見られ方をしているかもしれないが、だとすると大きなギャップがある。 ・インサイドセールスは「生産性向上」や「働き方改革」を実現するために導入されるものであり、 AI を含む ICT と親和性は高く、ニアショア拠

          ブリッジインターナショナル(7039) 雑メモ

          テクノホライゾン(6629) 雑メモ

          個人的に同社に持っていた印象は、①価値創造ストーリーの言語化が弱い、②株式市場へのスタンスが分かりにくい、等だったが、決算公表資料を見ると色々変化が出てきているのかな?と感じた。例えばテクノホライゾンとは何なのか?の再言語化、財務ディシプリンの在り方の共有、説明文付き決算資料の公表、資料上に見られる各ワーディング等。 少し前まで同社はテクノホライゾン"HD"だったのだが、Aが同じグループにいることがBにとってどういうメリットがあるのか?、テクノホライゾンで言えば、エルモとタ

          テクノホライゾン(6629) 雑メモ

          テセック(6337) 簡易メモ

          仕掛品的メモ。リサーチごとに内容アップデートしていく。まだまだ言語化のレベルが低いのでリサーチを繰り返したい。 1. 投資ストーリー要旨・低損失パワーデバイス推進による脱炭素社会化へのサポート役としての安定成長(g) ・ESG的ストーリーによる投資ハードル低下、Debt有効活用や株主還元強化等によるWACCの健全な低下(r) 2. 低損失パワーデバイス推進による脱炭素社会化へのサポート役としての安定成長(r) ・パワー半導体 (4/17付 株探記事から引用) パワー半導

          テセック(6337) 簡易メモ

          スターティアHD(3393) update

          メディカルネット(3645)と双璧を成すTier1として、引き続き大きく期待したい。 画像引用元;https://ssl4.eir-parts.net/doc/3393/tdnet/1970922/00.pdf 1. 投資ストーリーの再確認再掲すると以下。 ・ITインフラ事業のカスタマーベースを活かした事業間のクロスセル、MAツールカテゴリーシェア2位のBowNowを顧客獲得のフックとするデジタルマーケティング事業内でのクロスセルという「2種のクロスセル(事業間・事業内

          スターティアHD(3393) update

          システムソフト(7527) 雑メモ

          雑メモ、時間をかけて遂行していく。 1. 投資アイディア要旨・3つのビッグチェンジ→ユニークなエコシステム→企業ナラティブの変化 ・親会社、既存事業のカスタマーベース活用でSaaSのマーケコストあまりかからない? 2. トピックス・SaaS事業の急成長により、トップラインをQoQでも伸ばせる強み ・3つのビッグチェンジ。SSクラウド、Fabbit、アドバイザリーボード。何か変化のきっかけがあったのか?とIRの方に聞いてみたところ、今までの積み重ねですと濁された。 ・S

          システムソフト(7527) 雑メモ

          メディカルネット(3645) update

          Tier1 首位 組み入れである同社について、最近Twitter上で書いた内容を中心に再度簡単に纏めておくもの。 (画像引用元) 特段の注記がないものは同社IR資料より引用 投資ストーリー要旨・「口腔周りから始まる健康寿命増進プラットフォーム」へのエクイティストーリーの変化(⻭科医療ではなく口腔周りへ...が肝)。このストーリー下でのエコシステムの発展可能性。 ・コロナ禍での人々の行動変容の一つに「予防=人は 〇〇しないよう ××する」があると個人的に考えており、「予防医

          メディカルネット(3645) update