
電視観望・天体写真撮影システムの機材選び➅~予算別システムの組み合わせ例
※以下の機材の価格は過去6ヶ月以内のネット販売最安値価格を基準にしています。セール価格やキャンペーン価格になっている場合もあります。
◆最安価パソコン制御電視観望10万円セット
(合成焦点距離1020mm)
■鏡筒
・Askar FMA135 (D30mmFL135mmF4.5) (6枚玉内ED1枚) 39,800円
■架台
・ACUTER OPTICS トラバース \24,800円
■カメラ
・ZWO ASI662MC 1/2.8 200万画素(FullHD) \22,900円
■制御コンピューター
・Windowsノートパソコン+SharpCap+SynScanPro
合計 87,500円(別途ノートパソコン必要)
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鏡筒がEvoGuide50EDⅡになっている。
SeestarS50と同じくらいの値段で組んでみました。Windowsノートパソコン持っている人は、お試しに組んでみても良さそうなセットです。別途電源無くても動作出来ます。
トラバースは専用アプリでは無く、無料ソフトのSynScanProで動作させます。
スマート望遠鏡1台ではつまらない人には、スマート望遠鏡とほぼ同じ機能で楽しめます。性能はSeestarS30と同等クラスです。
対象天体によってはアイベルのセットのように鏡筒をEVOGUIDE50EDⅡにしても10万円以内の予算に収まります。
フィルターとレンズヒーターは後から揃えましょう!(両方で+2万円弱)
後々、赤道儀にステップアップしてもトラバースは、Bluetooth接続可能な眼視用自動導入経緯台としても活躍してくれます。(ASIAIRをWiFi接続して、同じスマホでトラバースもBluetoothで接続できます。)
私はトラバースとタカハシFC-76でお手軽眼視観望システムとして使ってます。
また、システム全体を入れ替えても、鏡筒のFMA135はフルサイズカメラでバナードループがピッタリ入る超広角鏡筒として、又、ガイド鏡としても使えるし、カメラのASI662MCはピクセルサイズ2.9μmと惑星撮影用カメラに最適なので後々も無駄になりません。
◆スマホ制御低予算電視観望入門20万円台セット
(合成焦点距離875mm)
■鏡筒
・Askar FMA180pro (D40mmFL180mmF4.5) 58,899円
■架台
・SkyWatcher AZ-GTi(赤道儀化) 56,100円
・kenko スカイメモS用微動雲台 10,036円
・ビクセン ウエイト1.9kg+アイベル カウンターウエイトシャフト 10,758円
・USBーRJ11変換ケーブル 1,705円
■カメラ
・ZWO ASI664MC 1/1.8 400万画素 45,900円
■制御コンピューター
・ZWO ASIAIR mini 30,500円
合計 213,898円(別途ポータブル電源必要)

鏡筒がEvoStar72EDⅡ、カメラがASI385MCの違いがあり、
ASIAIRはではなくパソコン制御となっている。
取り敢えず安価にスマート望遠鏡と同じ様に組みたい人は最低でもこのセットからでしょうか?
(20万円をオーバーしましたが、鏡筒をFMA135にするかカメラをASI662MCにすれば20万円以下になります。でも、これだけお金掛けるならSeestarS30より上のクラスの鏡筒とより大きいセンサーのカメラで使いたいセットです。)
AZ-GTiの赤道儀化がちょっと面倒です。あと1万4千円出して最初からStarAdventurerGTi買った方が幸せになれるかもです。
フィルター、レンズヒーターは後から揃えましょう。
私は電視観望サブセットとしてこれに近い組み合わせで使っています。
如何にスマート望遠鏡のコストパフォーマンスがいいかが分かります。
◆スマホ制御電視観望入門25万円セット
(合成焦点距離1122mm)
■鏡筒
・SharpStar 50EDP(D50mmFL275mmF5.5)(3枚玉内ED2枚) 56,800円
・専用レデューサー×0.84倍(231mmF4.62) 17,992円
■架台
・SkyWatcher StarAdventurerGTi 92,400円
■カメラ
・ZWO ASI664MC 1/1.8 400万画素 45,900円
■制御コンピューター
・ZWO ASIAIR mini 30,500円
合計 243,592円(別途ポータブル電源必要)
20万円セットから予算3万円上積みして、鏡筒を口径50mmのSharpStar50EDP+レデューサーに、架台を赤道儀のStarAdventurerGTiにしてみました。
AZ-GTi経緯台を赤道儀化する苦労なく、より口径の大きな鏡筒で使えます。さらに2万円アップすればASKAR FMA230にすることも出来ます。フィルターとフィルタードロワー、レンズヒーターは後から揃えましょう。
将来さらにオートガイドシステムを追加するといいでしょう。
◆スマホ制御標準電視観望30万円セット
(合成焦点距離583mm)
■鏡筒
・Askar FMA180pro (D40mmFL180mmF4.5) 58,899円
■架台
・SkyWatcher StarAdventurerGTi 92,400円
■カメラ
・ZWO ASI585MC 1/1.2型 814万画素(4K) 61,200円
■制御コンピューター
・ZWO ASIAIR mini 30,500円
■オートガイダー
・ZWO ASI 120MM-Mini 1/3型 122万画素 22,900円
・SVBONY SV165 (D40mmFL160mmF4) 8,800円
・SVBONY SV161ダブルヘリカルフォーカサー 4,256円
■フィルター
・サイトロンジャパン QBPⅢ(48mm) 20,900円
合計 299,855円(別途ポータブル電源必要)

鏡筒がREDCAT 51 II-Uになっている。
オートガイダーは無い。
スマート望遠鏡からステップアップを目指す方はこのセットを参考にして下さい。レンズヒーターやフィルタードロワーは後から買い足したいですね。
かなり広角寄りなセットなので、大きい天体向きです。オートガイダーもあるのである程度、天体写真撮影も対応出来ます。
フィルターはFMA180PROの後端のM48リング内に装着できます。
さらにステップアップとしてEAF導入したり、赤道儀をAM3にしたりすると良さそうです。
◆スマホ制御電視観望・天体写真撮影40万円セット
(合成焦点距離875mm)
■鏡筒
・SharpStar 61EDPHⅢ (D61mmFL360mmF5.9) 81,000円
・SharpStar 専用レデューサー(0.75倍FL270mmF4.4) 39,000円
■架台
・SkyWatcher StarAdventurerGTi 92,400円(三脚込み)
■カメラ
・ZWO ASI585MC PRO 1/1.2型814万画素 91,900円
■制御コンピューター
・ZWO ASIAIR mini 30,500円
■オートガイダー
・ZWO ASI120MMmini 1/3型 122万画素 22,900円
・SVBONY SV165 (D40mmFL160mmF4) 8,800円
・SVBONY SV161 ダブルヘリカルフォーカサー 4,256円
■フィルター
・サイトロンジャパン QBPⅢ(48mm) 20,900円
・SVBONY SV226 フィルタードロワー 6,100円
合計 397,756円(別途ポータブル電源必要)
上の30万円セットに似ていますが、鏡筒を60mmクラスに、カメラを冷却式にして、より天体撮影に対応しました。オートガイダーとフィルターも含めてこの予算内に収まるようにしました。電視観望と天体写真撮影のどちらでも対応出来る標準セットと言った感じです。
◆スマホ制御天体写真撮影入門50万円セット
(合成焦点距離992mm)
■鏡筒
・Askar 71F (D71mmFL490mmF6.9) 101,459円
・Askar 専用レデューサー (0.75倍FL367.5mmF5.2) 39,600円
■架台
・SkyWatcher EQ5W 112,000円(三脚込み)
■カメラ
・ZWO ASI533MC PRO 1型900万画素 122,600円
■制御コンピューター
・ZWO ASIAIR PLUS-256G 45,900円
・USB-RJ12 1,705円
■オートガイダー
・ZWO ASI120MM-mini 1/3型 122万画素 22,900円
・SVBONY SV165 (D40mmFL160mmF4) 8,800円
・SVBONY SV161 ダブルヘリカルフォーカサー 4,256円
■フィルター
・サイトロンジャパン QBPⅢ(48mm) 20,900円
・SVBONY SV226 6,100円
合計486,220円(別途ポータブル電源必要)
口径71mmの鏡筒、1型冷却式カメラ、耐荷重10Kgの赤道儀の中級クラスの組み合わの天体写真撮影入門セットです。赤道儀がやや嵩張ります。
◆スマホ制御天体写真撮影65万円セット
(合成焦点距離729mm~1620mm)
■鏡筒
・Askar V (D60mmFL360mmF6とD80mmFL500mmF6.2)
専用のレデューサー(×0.75)、フラットナー(×1.0)、エクステンダー(×1.2)が付属 243,267円
■架台
・SkyWatcher StarAdventurerGTi 80,300円
・ビクセン ウエイト3.7Kg 6,182円
■三脚
・サイトロンジャパン SCT-53/AD-SW II 53,120円
■カメラ
・ZWO ASI533MC Pro 1型 900万画素 122,600円
■制御コンピューター
・ZWO ASIAIR Plus-256G 45,900円
■オートガイダー
・ZWO ASI 120MM-Mini 1/3型 122万画素 22,900円
・SVBONY SV165 (D40mmFL160mmF4) 8,800円
・SVBONY SV161ダブルヘリカルフォーカサー 4,256円
■フィルター
・サイトロンジャパン QuadBPⅢ 48mm 20,900円
・SVBONY CLS 48mm 5,280円
・SVBONY SV226 フィルタードロワー 6,100円
■レンズヒーター
・SVBONY SV192 3,380円
■フォーカサー
・ZWO EAF 25,400円
合計648 ,385円(別途ポータブル電源必要)

私のメインセットから小物を省いたセットです。
50万円セットから赤道儀と三脚を変更して、鏡筒は口径80mmと60mmが使えるシステマチックな鏡筒セットに変えました。赤道儀の積載重量はややオーバーですが、40mm径のカーボン三脚のおかげでそこそこ安定しています。鏡筒には80mmと60mmのレンズユニットと専用補正レンズが3種類付属していて、それぞれの組み合わせで6種類の焦点距離を使うことができます。
後々、赤道儀をAM3やAM5N等にアップグレードした方がよいかと思います。また本格的な天体写真撮影を目指すならASI2600MM PROとEFW、LRGBフィルターセットを揃えるといいでしょう。
詳しい内容は下記の「筆者のメインセット」で記述しています。
◆スマホ制御天体写真撮影80万円セット
(合成焦点距離840mm)
■鏡筒
・Askar 103APO (D103mmFL700mmF6.8) 173,518円
・Askar 専用レデューサー (0.8倍FL560mmF5.4) 29,376円
■架台
・ZWO AM3 255,400円
・ZWO TC40カーボン三脚 51,000円
■カメラ
・ZWO ASI071MC PRO APS-C 1600万画素 170,300円
■制御コンピューター
・ZWO ASIAIR PLUS-256G 45,900円
■オートガイダー
・ZWO ASI120MM-mini 1/3型 122万画素 22,900円
・SVBONY SV165 (D40mmFL160mmF4) 8,800円
・SVBONY SV161 ダブルヘリカルフォーカサー 4,256円
■フィルター
・サイトロンジャパン QBPⅢ(48mm) 20,900円
・SVBONY SV226 フィルタードロワー 6,100円
合計 788,450円(別途ポータブル電源必要)
10cmクラスの鏡筒と波動歯車装置式赤道儀、APS-Cセンサーサイズのカメラで天体写真撮影が楽しめるセットです。
別途専用フラットナー×1.0も販売されています。
8万5千円足すと赤道儀がAM5Nに出来ます。将来的にEAFを追加して、モノクロカメラやEFWなどの導入で本格的天体撮影セットにバージョンアップ出来ます。
◆ZWOスマホ制御高級天体写真撮影100万円セット
(合成焦点距離468mm)
■鏡筒
・ZWO FF65APO(D65mmFL416mmF6.4)(5枚玉内ED2枚) 136,200円
・ZWO 専用レデューサー0.75倍(312mm) 31,700円
■架台
・ZWO AM3 306,600円(TC40カーボン三脚セット)
■カメラ
・ZWO ASI2600MM Pro APS-C 2600万画素(6248×4176) 306,700円
■制御コンピューター
・ZWO ASIAIR mini 30,500円
■オートガイダー
・ZWO ASI 220MM-Mini 1/1.8 200万画素 38,200円
・ZWO OAG Off-Axis Guider(オフアキシスガイダー)21,800円
・ZWO ヘリカルフォーカサー1.25” 10,100円
■フォーカサー
・ZWO EAF 25,400円
■フィルターホイール&フィルター
・ZWO EFW 2“5 45,900円
・ZWO LRGBフィルターセット2“ 45,900円
合計999,000円(別途ポータブル電源必要)

そっくり同じセットです。
ほぼ上のZWOの広告画像通り全てZWO製のセットです。
全て同じメーカーなので相性は抜群にいいです。
ポータブル電源入れると丁度100万円ぐらいです。
真剣に天体観望&撮影を趣味にされる方はこれらの機材のローンを検討して下さい。
私も将来的にこのくらいのセットを目指しています。
◆スマホ制御最高級天体写真撮影200万円セット
(合成焦点距離351mm)
■鏡筒
・Vixen VSD90SS (D90mmFL495mmF5.5) 613,800円
・Vixen レデューサーV0.71 (FL351mmF3.9) 133,600円
■架台
・ZWO AM5 391,800円
■カメラ
・ZWO ASI6200MM Pro フルサイズ 6117万画素(9576×6388) 582,899円
■制御コンピューター
・ZWO ASIAIR Plus-256G 45,900円
■オートガイダー
・ZWO ASI220MM-Mini 1/1.8 200万画素 38,200円
・ZWO OAG-L 33,900円
■フィルターホイール
・ZWO EFW 2“7 61,200円
・ZWO LRGBフィルターセット2“ 45,900円
■フォーカサー
・ZWO EAFアドバンスセット 33,900円
合計1,981,099円(別途ポータブル電源必要)
最高級セットですがさらに上の機材があるのが恐ろしい・・・天文機材沼です。
◆筆者のスマホ制御電視観望天体写真撮影システム(現在のメインセット)
(合成焦点距離729mm~1620mm)

ASKAR Vは80レンズユニット装着時
■鏡筒
・Askar V (D60mmFL360mmF6とD80mmFL500mmF6.2)
専用のレデューサー(×0.75)、フラットナー(×1.0)、エクステンダー(×1.2)が付属 243,267円
(・ASKAR FMA180pro (D40mmFL180mmF4.5) 58,899円)
■ファインダー
・SVBONY SV165(D30mmFL120mmF4) 5,980円
■架台
・SkyWatcher StarAdventurerGTi 80,300円
・ビクセン ウエイト3.7Kg 6,182円
■三脚
・サイトロンジャパン SCT-53/AD-SW II 53,120円
■カメラ
・ZWO ASI533MC Pro 1型 900万画素(4K) 122,600円
(・ZWO ASI715MC 1/2.8型 840万画素(4K) 30,500円)
■制御コンピューター
・ZWO ASIAIR Plus-256G 45,900円
■オートガイダー
・ZWO ASI 120MM-Mini 1/3型 122万画素 22,900円
・SVBONY SV165 (D40mmFL160mmF4) 8,800円
・SVBONY SV161ダブルヘリカルフォーカサー 4,256円
■フィルター
・サイトロンジャパン QuadBPⅢ 48mm 20,900円
・SVBONY CLS 48mm 5,280円
・SVBONY SV226 フィルタードロワー 6,100円
・SVBONY SV229 ソーラーフィルター 80-118mm 3,980円
■レンズヒーター
・SVBONY SV192 3,380円
■フォーカサー
・ZWO EAF 25,400円
■ポータブル電源
・BLUETTI EA3B 268WA/600W 23,800円
合計682 ,145円(括弧内の機材を含めた合計771,544円)

上記の65万円セットから小物類も足したセットです。フォーカサーやフィルター、ポータブル電源、ファインダーなどを除けば60万円以下に収まります。
主鏡のASKAR Vは口径60mmと80mmの2つの大きさの3枚玉アポクロマートのレンズユニットを交換可能で、本体付属のレデューサー、フラットナー、エクステンダーを使えば270mm~600mmまでの間の6つの焦点距離の組み合わせが可能です。
鏡筒を口径40mm焦点距離180mmのFMA180PROを加えて、カメラは1型冷却式900万画素と小天体用として非冷却の1/2.8型840万画素を天体によって組み合わせを変えて使い分けています。その場合、合成焦点距離で486mm~4536mmとほぼ10倍の範囲ですね。
鏡筒ハンドルにはオートガイダーとASIAIRを載せています。ファインダー台座はSV165(30mm口径)を付けています。
80mmレンズユニットにして上記機材を載せると重量はStarAdventurerGTiの耐荷重5.0Kgを0.5Kgほどオーバーします。この場合、附属のウエイト(1.6Kgと0.7Kgの合計2.3Kg)では足りなくなるので、ビクセンの3.7Kgのウエイトに替えています。40mm径のカーボン三脚のおかげでこの重量でもまずまず安定しています。
ガイド鏡のフォーカスリングは一番縮めた状態にして後端に厚さ3mmの42mm径リングを挟み、SVBONYのヘリカルフォーカサーを付け、ガイドカメラを一番奥まで差し込んでいます。こうするとヘリカルフォーカサーの調整のみでピントを合わせられます。42mm径(0.75ピッチ)のチューブはアマゾンで買える3〜30mmの8本セットのものを使っています。
フィルターは主にSVBONYのCLSを銀河や星団に使用し、星雲はQBPⅢを使用しています。
ZWOのEAF(電動オートフォカサー)も付けています。EAFの標準セットの部品と付属の工具だけで取付できます。ASKAR Vの専用ケースはEAFを付けた状態をはじめから考慮されているので、ピッタリ収納出来ます。EAFを取り付ける前に、それぞれのレンズユニットと補正レンズ、フィルターを組み合わせたときのドローチューブのピント目盛りをメモしておいた方がいいです。

EAFは追加部品の必要なく簡単に取り付けられる。
レンズヒーターはUSBから電源を取ると容量が不足して接続機器が認識しなくなるので、ポータブル電源の12V電源出力から供給して、SVBONYのSV192の480mmタイプのものを使用しています。AstroStreetの25cmの方が電力少なくて済みそうだったのですが60mmレンズユニットにはピッタリでしたが、80mmレンズユニットには少し長さが足りないです。
今後、赤道儀をAM3にして、カメラもAPS-CサイズのASI2600系を導入しようかと思っています。
◆筆者のスマホ制御電視観望天体写真撮影サブセット
(合成焦点距離1361mm)
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鏡筒のFMA180PROはガイド鏡に使っている
EVOGUIDE50EDⅡに変更することがある。
プレートは自分で組んでみました。
手前にビクセンのポーラーメーターも取り付けられるようにしています。
■鏡筒
・ASKAR FMA180pro (D40mmFL180mmF4.5) 58,899円
■架台
・SkyWatcher AZ-GTi(赤道儀化済み) 56,100円
・kenko スカイメモS用微動雲台 10,036円
・ビクセン ウエイト1.9kg+アイベル カウンターウエイトシャフト 10,758円
・USBーRJ11変換ケーブル 1,705円
■カメラ
・ZWO ASI715MC 1/2.8型 840万画素(4K) 30,500円
■制御コンピューター
・ZWO ASIAIR PRO 発売当時39,100円中古相場20,000円前後
・VoNETSルーターVAP11G-500S 4,599円
■オートガイダー
・ZWO ASI 120MM-Mini 1/3型 122万画素 22,900円
・SkyWatcher EVOGUIDE50EDⅡ (D50mmFL242mmF4.8) 38,500円+専用フラットナー 10,890円
合計264,887円(別途電源必要)(メインセットと重複する機材有り、ASIAIR PROは中古価格)
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(FMA180ProとAZ-GTi)
ウエイトはビクセンのGP赤道儀用1.9Kgのもの
前記の21万円セットに近いです。ウエイト軸は自作でウエイトはビクセンの旧型GP用1.9Kgのものです。
電視観望システムのサブセットとして使ったり、メインセットを組み替えたりする機材として使用しています。ファインダーもAstroStreetの50mm正立ファインダーを使用。
現在のメインシステムの前に若干オートガイダーの組み合わせは違いますが、メインシステムとして使ってました。
元々は経緯台モードのAZ-GTiとEVOGUIDE50EDⅡ、NeptuneCⅡ、ノートパソコンで電視観望セットを組んでいましたが、ASIAIR PROとASI120MMmini、ASI533MC PROを購入後、AZ-GTiを赤道儀化して、さらにFMA180PROを購入したという経緯です。その後、前記の現在のメインセットになってからASI715MCを追加しました。
主鏡がオートガイド鏡やファインダーより口径が小さい変な組み合わせです。まあ、EVOGUIDE50EDⅡも主鏡として使ったりします。
ルーターはASIAIR PROのWiFi電波が弱いので、その対策で使っています。ほぼASIAIR PLUSと同等に使えます。

AZ-GTiのウエイト軸は自作です。
FMA180PROにはフリマサイトで購入した専用バーティノフマスクを使っています。
架台に載せているプレートはMOREBLUE社のアリガタプレートと同社のマルチプレート300mmを十字にM6ネジ3本で固定し、マルチプレート左端にSVBONYのアリミゾ台座をM6ネジ3本で固定、主鏡のAskarFMA180PROを載せています。右端にファインダーアリミゾ台座をM5ネジ2本で固定しガイド鏡を載せています。更にその内側にもファインダーアリミゾ台座を同様に固定し、その上にファインダースコープブラケット3基型を付けてファインダーを中央に取り付け、左側のもう1箇所にはASIAIR PROを取り付けています。
EVOGUDE50EDⅡをSVBONYのSV165に変更して、ASIAIR PROをASIAIR Miniに変更すると227,378円になります。更にASI715MCをASI664MCに変更して、オートガイダーを外せば21万円セットと同じになります。
このセットのメインカメラとして高感度のASI662MC、ASI664MC、ASI385MCのいずれかを買おうかと思います。オートガイダーもメインセットにASI220MM-miniとオフアキシスを導入して、ASI120MM-miniをこのセット専用で使う予定です。
◆筆者のお手軽電視観望セット
(合成焦点距離2187mm)
■鏡筒&架台
・Kenko SE-AT100N (D100mmFL450mmF4.5) 33,418円
・USBーRJ11変換ケーブル 1,705円
■カメラ
・Player-One Neptune-CⅡ 45,100円
■制御コンピューター
・Windowsノートパソコン(PanasonicLet'sNote;Core-i5,8GB,SSD500GB+HDD1TB)+SharpCap+SynScanPro
合計80,223円

この組み合わせの電視観望セットを使うこともあります。実は私が最初に使っていた電視観望システムです。
Windowsノートパソコンがあれば、SeestarS50と同じくらいの価格になります。SkyWatcherのWiFiアダプタを使ってノートパソコンに接続する場合もあります。
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・その他筆者の機材について
その他の天体撮影機材は、重いので出番が少ないですが、SkyWatcherのEQ-6R赤道儀と同社BKP150mm反射鏡、同社MAK127mmマクストフカセグレン鏡もたまに撮影用で使います。カメラはニコンのAPS-C機種のD7100を天体用にHKIR改造したものを使っています。非改造カメラの場合はニコンD3とD5300、フジフイルムのX-T4、X-T1、X-E2、X-A1です。フジのカメラは改造しなくてもHα域がよく写ることで有名です。
カメラレンズでの撮影では300mm、135mm、85mm、50mm、35mm、24mm、対角魚眼や円周魚眼などの単焦点レンズや広角ズーム、超望遠鏡ズームを使う事が多いです。これらのカメラ機材にはポータブル赤道儀を使います。ビクセンのポラリエを純正オプションでドイツ式にしたものやケンコーのスカイメモRS、スカイメモTも使用することがあります。
眼視観望では最近もっぱらACUTER OPTICSのトラバースにやや荷重超過ですが、タカハシFC-76を載せてスマホでお気楽導入しています。
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その他に手動経緯台としてビクセンのポルタⅡを微改造して同社のアクロマート屈折のA80mfやケンコーのCosmoWing114mm反射鏡などを使っています。ディープスカイ眼視用のアイベル128mmアクロマートは重くて滅多に使いません。他にもケンコーのSE66EDやビクセンの口径70mm、60mmアクロマート屈折など10本ぐらいの比較的軽量な鏡胴を所有していますが使用頻度は少ないです。
眼視用赤道儀はビクセンSXD(STAR BOOK)や1軸の自作ポルタ改造赤道儀(ウエイト軸・極軸望遠鏡・オートガイダー端子付き、モバイルバッテリー動作、GPD用三脚とポルタ微動体2個+ポルタのアリガタユニットを使用)も使うことがあります。
眼視用フィルターはCLS、UHC、O-Ⅲ、QBP、DBP、CBP、UV/IR、MOON、ND4、ND8、ND16、ND1000などの31.7mタイプを接眼レンズ先端に付けて使用しています。
双眼鏡用にはケンコーのNewKDSⅡ微動装置付き経緯台を改造したものと双眼鏡用アングル自在プレートユニット+自作L型プレートを使っています。特に高倍率のビクセンのアスコット30×50(旧型)やサイトロンの15×70で使うことが多いです。双眼鏡自体は十数台所有しています。(主に8×40や7×50が多いです。)
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スマート望遠鏡はUnisetlla eVscope初代と同社eQuinox初代、Dwarf3を使用してますが、Seestarの30か50も導入予定。VesperaⅡにも興味があります。