虚像の理想は嘘まみれ
いちょうの落ち葉たちに踊られて
ひとり佇むのはバス停の前に30分
木枯らしに撫でられても
足取りの重くなった帰路
突然に差し込んだ柔らかな太陽に反射した
限界と大丈夫には厚い層
怠惰な自分に鞭を打つ余裕は無く
温もりをペットボトルに求めた
想像どおりを得ただけの寂しい
いっそ羽ばたいてしまおうか
どんなかたちでも旅をしようか
自立してない寂しさが足枷となって
継続できない惨めさに押し戻された
自覚した小さな自分が
理想とはかけ離れすぎてしまった
他者からの評価で大きくなるバカな虚像
捨ててしまえば嘘まみれ