第61期 連珠名人戦2次予選(東日本地区) 振り返り
昨日、今日と、第61期連珠名人戦2次予選に出場してきました。雑感を書いていきます。
大会結果
最初に結果を書きますと、0勝5敗でした。つまり、全敗でした。期待していた結果にはなりませんでした。
内容面
全敗という結果でしたが、個々の対局を見ていくと、①実力が及ばずまけたのが2局、 ②自爆したのが1局、③色々あったが必勝形になるものの、逆転負けを喫したのが2局という感じでした。実力が全く通用しないということではなかったものの、あと一歩が色々足りなかったと感じました。
課題
課題として痛感したのは、暗記面です。選択した局面の暗記が不十分で挑んでしまったこと、また深堀した局面が浅かったこと、暗記に頼って手を選びすぎていることなどです。もちろん、暗記は対局準備において必要ですが、いざ対局が始まれば百科事典を調べながら打つというよりは、自分が抱くリズムとハートを石を打つほうが、盤面に対して集中しながら良いところに手が伸びるはずです。暗記が質、量が不十分ながら、暗記を重視した今回の戦い方は、うまくいきませんでした。
連珠の棋理に対する理解が浅いことも痛感しました。ようやく最近、自分と相手の速度を意識しながら打てるようになってきたのですが、速度を維持しながら手を進めていく打ちまわしについて、棋譜を見ると下手くそだったものが複数ありました。このあたりは、なかなかいい教材がないのですが、強い人の棋譜などを参考にしながら実践できるように取り組む必要があります。
また、珠型選択、作戦選択において、今回の2次予選ではしっくりくるものがあまりなく、苦労しました。2次予選ということで、勝ちを重視するにあたり、満局との向き合い方が難しかったです。満局を避けながら、自分の領域に誘導する作戦選択は正直これだというのは見つからず、何を提示するかはふわふわしていました。満局をそこまで恐れすぎず、これだという作戦をぶつけられるように、構想を練り直す必要があると感じました。
2次予選は2日間で行われましたが、2日目の体力の消耗度合いは非常に大きかったです。やはり2次予選になると負荷が大きいとともに、初日で3敗してしまい、意気消沈したこともそれに拍車をかけたのでしょう。省エネで戦う方法の模索や、体のケアも大切だと感じました。
今後
全く結果を出せずに終わり、残念という気持ちでいっぱいです。悔しさも強いので、また改めて連珠に取り組もうと思います。従来の練習方法では限界があるので、新しいことも取り入れながら進めていこうと思います。
大会の出場は少し空いて、今度は秋頃に出られればと思いますので、猶予を生かしながら取り組みます。決して悪いことばかりではなく、五目クエストの最高レートを1次予選と2次予選の間で更新できたりと、少しづつは実力がついているはずなので、もう一段階、もう二段階高められるように励みたいです。