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最高シンプルな「通信制高校」だ

「自由登校が週2~3日できます」説明を受けながら「もしや…」という期待が膨らんでいく。各種ある運営主体、それぞれでの運営方式、複雑な料金体系、所得に応じた学費支援制度、、、「もしや、とてもシンプルに1方式1料金?」。

サポート校はあるのに費用は掛からない

「うちは基本的に1単位8000円です。取得単位は高卒認定74単位ですが、いろいろな余裕を見て83単位を設定させていただいています。すると3年間で・・・、一年にすると22~23万円になるはずです。」

8千円×83単位は66万4千円になる。3で割ると一年で22万円強。支援金上限額が29万7千円だから所得(590万円以下)によっては無償化が実現する。910万円以下世帯でも支援金は11万8800円だから、年間費用はほぼ半額の10万円強となる。

そうか、そもそも「サポート校」ではなく、直営?学習センターなのだ。

段階的学習ができる、充実の支援体制

名刺を見ると、本校は茨城県日立市にある。中心にして茨城県で4か所、水戸、土浦、古河、下館。千葉県で2か所、千葉、柏。ほか、福島県いわき市、同会津若松市、そして山形県山形市と、9か所の学習センター。ネットキャンパスが、東京都新宿区に1か所。

安価、だから支援もいい加減、ということはない。例えば必修科目の数Ⅰ。正直なところ中学レベルさえクリアしていない生徒もいるとのこと。なので、段階を3つに分割して、初年度は基礎からまず学習。卒業までの3年間をかけて、少しずつレベルアップして、最後はきちんと習得。

国語や理科なども2段階とか、難易度に合わせて分割して丁寧に指導していくようだ。

スペースは十分ではないが、登校すれば個別支援も

生徒数は180名。数十名分のスペースしかないし、ホームルームという時間が必須で、すると何日かに分けて活動するので、登校しても指導の余裕はなくなってしまう。ホームルームウィークとでもいうのか、そんな週もあるものの、登校さえすれば、個別での支援もある。

念のためにかかる費用を再確認すると、年間5万円の施設利用料は、無償化の対象にはならないと。ほか教科書代が5~7千円かかるとも。

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