VRゴーグルで学ぶ?N高等学校
「障害者を対象としたセクションとかありますか」の質問に、電話口できっぱり「うちでは特別な配慮を個々人に行うことはありません」と。さらには「そもそも人数が多すぎて、とても個別での対応は出来かねます」、現在の利用者数を確認すると「1万7000人、8000人かなあ」との答え。創立して5年目とのことで、高校としてはすでに日本一?
日本一の高校?18000人の大所帯だ
1位 日本大学 67,353人
2位 早稲田大学 39,573人
3位 近畿大学 33,370人
4位 立命館大学 32,338人
5位 東洋大学 30,826人
6位 明治大学 30,703人
7位 法政大学 28,843人
8位 関西大学 28,648人
9位 慶應義塾大学 28,643人
10位 東海大学 27,638人
とのことだから、近いうちには大学トップテンに。高校なんだから、比較すること自体に意味があるのかどうか。ただ言えることは、すでにして有名大学ほどの学生数を抱えている、ということ。
単純に、一人当たり年額50万円の学費を払っていると考えて、2万人として計算すると年商100億円のビッグビジネスだ。その分、十分な投資が可能となっていく。
トライ式の場合、全国に98校、府中で50人の在校生、これを単純に掛け合わせるとおよそ5000人。
「通信制高校ではない」とは?
電話口でいろいろと説明を聞いた。印象的だったのは何度も繰り返される「うちは通信制高校とは違う」という言葉だ。
ネット時代の新たな形の高校を立ち上げる。そんな意図で新たな学校を模索したら、法的に可能な形が「通信制」だった。だから、通信制の枠にはまることがない。あくまで「理想の高校」を目指している。
そしてVRが登場した
そして登場したのがVRだ。利用するツールの選択でスタンダード(パソコン、タブレット、スマホ3択)、そしてVRゴーグルを使って学ぶプレミアム。どちらも費用は変わらない?と理解したが後日柏校訪問では「3万円ほど高くなる」とも。所得階層で違いがあり、学校ごとでの費用項目が違ったり、なかなか一概に比較ができない。そのうえ支援金が国からと自治体からとがあって、、、ご容赦ください。
できればVRの実体験もしてみたい。そんな思いで柏校を訪問。キャロットスクール西口からは500メートルは離れていない。サポート校として最寄りが、あずさ第一だ。その次に近いのがN高等学校(実際はS高)になる。
入口を間違えて、裏口から侵入。その分真剣な雰囲気に直面した。100名?けっこうな数の生徒の皆さんがシーンと静まり返って学びの真っ最中だ。ところで事務室はないの?警備員の方に連絡を取ってもらって、すると事務の女性に案内されて、学習の真っただ中を通って普通の玄関口に。
ネットと通いは別組織、別個運営
飛び込みだから仕方ないんだけど、忙しいのに、、、と声が聞こえそうな感じで責任者らしき方。「VRのゴーグルですか、ネット事業は別で、現在全体で2万人かなあ、うち通いが4000人くらい。VRはネットの方ですからね、ここでは使っていません」とのこと。
ここでは学ぶ一人一人の興味に合わせて週1~週5を選んで学んでいく。詳細説明はむしろ本部の方に専門の部門があるとのことで、今回はともかくも真剣な学びの空気感を味わったことで勝手に満足して帰ることとした。
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