代金不払いと登録事項証明書
大手自動車販売会社の整備士兼マネージャー、Aからの電話相談。
一見客の依頼でフロントのブレーキ・パッドを交換したが支払いの段になって、ユーザーが「財布と免許証がない」と騒ぎ始めた。
「近いうちに必ず払いに来る」と言って帰ろうとしたので住所氏名を確認するため車検証を確認したいといったが、車検証が積まれていなかった。
ナンバープレートとフレームナンバーを控えて帰らせたがそれから2ヶ月、未だ支払いに来ない。
登録事項証明書を取得してユーザーの住所などを調べ、請求を起こしたいので代わりに登録事項証明書をあげて貰えないか?と。
冒頭にも書いたが、相談者のAは大手販売店の整備士兼マネージャーでもちろん検査員。
請求を起こそうとしている金額は工賃と部品代を合わせて1万数千円。
請求するために請求相手の所在を確認する必要がある。そのため、登録事項証明を上げて欲しいという相談(依頼)だ。
平成19年11月より、登録事項証明書の申請には「何のために必要なのか具体的に明示し、その理由が必要」となっている。
ここから先は
623字
整備事業者からの相談 ②
500円
トラブルは避けることが第一。予防してこそ健全経営。それでも発生したら事例を参考に自社で解決。それでも解決しないときは残念だが専門家にご相談…
マイナーですが必要な方も多い情報なので事業者には好評です。ただ、内容はあくまでも参考程度にお願いします。時々講演会にも呼ばれますので購入代金はその際の交通費の『サポート』に使わせていただきます。よろしくお願いいたします。