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グリス・アップ・ポイント

 乗用車の車検に少し慣れて来た頃、「そろそろトラックの車検をしてみるか?」といわれ、比較的走行距離の少ない3t半の平ボディのトラックの車検を任された。


 乗用車でもドラムブレーキ全盛の頃、トラックの車検では、ダブルタイヤの脱着を人力でアクスルシャフトごと行っていたからかなりの重労働だった。

 

    走行距離が少なくてもあらゆるところにグリス・アップが必要で、グリス・アップ・ポイントやルブリケーター(グリスを圧入する工具)の名称を初めて教えてもらい、作業にかかりはじめた。

    工具の名前も知らなかった(って何の自慢?)

 

 グリス・アップの意味もこの時初めて知った、という程度の整備経験値(笑)。

 

 ルブリケーター取り扱いとグリスの圧入方法を教えてもらい、各部にグリスを注入していったのだが、この作業、グリス・ニップル(グリスの注入口)が二種類あり、見つけるのが結構楽しかった覚えがある(笑)

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今なら笑える新人整備士時代にやった失敗やおもしろユーザーの話などを思い出しながら書き綴るエピソード集。 ※本稿は、実体験ですが古い話でもあ…

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