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指定外のブレーキフルードを混入

 2年前に購入した二輪車の車検を他府県の専門ショップで受けようとしたところ、私のバイクのブレーキフルードには前後輪ともシリコン系DOT5(ブレーキフルードの規格)が指定されているが「前輪のブレーキフルードにグリコール系DOT4が使われている」との指摘があった。

 専門ショップの説明ではブレーキシステムにシリコン系DOT5を指定している車にグリコール系DOT4を混入させるとブレーキマスターシリンダー等に使われているピストン類が固着することがある、という話だ。

 また、そのまま使用していると、最悪、ブレーキが効かなくなるともいわれ、「よく2年聞、何事もなく乗れたものだ」と驚かれた。

 車検を受けるための対策として、この専門ショップから、「ブレーキフルードの入れ替えだけでなく、DOT4を混入させていたブレーキラインの関係部品を全て交換させてもらえないと当社で車検を請け負うことは出来ない」と言われた。

 これらの話を総合し、購入した店に2年前の話だが、マスターシリンダーやキャリパー等関係部分をすべて交換して貰おうと思っている。

 現時点の状況を知っておいて貰おうと思って電話させて貰った、という一般ユーザーからの相談だった。

 販売した事業者は二輪の専門事業者ではない。

 四輪をメインに取り扱っている比較的大きな整備事業者で、二輪車は自社ユーザーが趣味で乗る程度のバイクだけに対応(販売も修理もするが時間のかかるものは外注)しているようだ。

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