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自他境界を知る大切さ

■自他境界とは

自他境界とは、『自分と他者は、別のものである』という境目のこと。
または、輪郭のようなもの。肉体的に別物であるという目で見てわかる理解のことではなく、心の機能として、自分とそれ以外のものという区別が意識せずとも成り立たせることができる能力のようなものを指す。

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■自他境界があいまいだった私

自他境界には、自分の領域を他者まで広げるパターンと、他者の領域を自分まで広げるパターンがあると聞きます。

イメージとしては、自分と他人、それぞれ畑を持ち、「自分の畑は自分で耕す」と決まっているとします。

そこで畑の境目があいまいだと、自分の畑に突然土足でドカドカ入り込んでくる他人がいたり、もしくは他人の畑に間違えて入り込んでしまったりトラブルが起きるかもしれません。
それを未然に防ぐためにも、きちんと境界線を引いて、畑の中で上手にやりとりしましょう、ということだと思っています。

私自身、自他境界が曖昧でした。(むしろ自他境界という言葉を最近知りました、、。)
もともと共感能力が高く、悩み相談を受けると自分のことのように考えすぎてしまうことや、映画では「自分が主人公の立場なら、どう思うかな、、」とか身近なことに例えていつまでも考えてしまい、終わる頃にはグッタリということもしばしば、、

■仕事での自他境界の大事さ

自他境界がうまく引けていないと、仕事が山ほど舞い込んできます。
他人から「自分じゃやりたくないけど、頼む相手は選ぶ仕事」を押し付けられることが多いからだと思います。

自他境界が曖昧な人は、他人の仕事さえも自分の働く領域だと考えてしまいがちで、頼まれたことは基本的に断らず、頼まれたからには責任感を持たないとと思ってしまう傾向が多いと思います。

そしてそれは確実に周囲にバレています。なので、「頼む相手」に選ばれてしまうんです。

ですが、本来は他人の仕事なわけで、断ってもいいし、自分がそこまで気を負って取り掛からなくてもいいワケです。冷静に考えると他人の畑の仕事ですからね!

■他人を変えようとする自分に気づいた

もう一方、他人の仕事ぶりに不満を覚えることも。「こちらのやり方が効率的と知っているはずなのに、どうしてあのやり方をいつもするんだろう。
次見かけたら、声かけしようかな?」と思っていることがありました。
自他境界を知った際、その行動は他人の畑に入ろうとしていたことだった、ということに気づきました。

もしかしたら効率的という概念よりも、その人が大事にしているやり方があるのかもしれない。もう少し様子を見たほうがいいかもしれない。という風に考え方を改めることができました。

■一人一人の考え方を尊重する

誰しも自分と全く同じ考え方をする人間はいない。という大前提を忘れがちでした。

前向きに物事を進めていく果敢なタイプもいれば、慎重にミスがないか確認していくタイプもいる。
当たり前ですが、世の中には様々な考えを持って行動している人達がいます。

自他境界をしっかり引くことは、自分の考え方も他人の考え方も尊重していくことだと思います。

私は私の課題を、あなたはあなたの課題を、共に頑張りましょうという世の中の方が素敵だと感じます。
社会に生きていく上でのヒントになれば嬉しいです✨

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