見出し画像

(後編)僕の思考の源泉 | あのカードゲームから


思い返せば全てはあのカードゲームから始まった

論理的思考、企画立案、手続き、法令遵守…など
これらの小難しい事柄を理解できるようになったのは、
単純に「社会経験を積んだ」とか「勉強した」からではなく、
昔熱中しまくったあのカードゲームからだと気付きました。

社会の縮図とも言えるような世界観だと思っています。
このカードゲームには、ルールだけでなくマナーも存在します。
挨拶はもちろんのこと、ゲーム中にもコミュニケーションが必須です。

なぜ思考の根源なのか(論理的思考、企画立案)

組み合わせは無限大。
10,000種類以上のカードを組み合わせて、デュエル(勝負)に勝つことを目指して工夫を凝らすのです。

すなわち「デッキを構築する」ことを意味します。

デッキを構築するために

まずはコンセプトを考えます。
あくまで勝負に拘る本気のデッキか、テーマのあるデッキかなど。

負けず嫌いで、友達同士でも絶対に勝ちたかったので、勝負に拘るデッキがメインだったと記憶しています。

全体のバランスを考え…カードの効果を活用し…勝ち筋をイメージしながら…

そんなことを考えていましたが、ある日友達が作ったデッキに衝撃を受けました。

モンスター3体だけ?!

効果モンスターカード「重装武者-ベン・ケイ」3枚だけで、
あと残り37枚は魔法カード、罠カードでした。

友達はそのことを告げずに、いつものようにデュエルを開始しました。

「ドロー…ターンエンド」
「ドロー…ターンエンド」
「ドロー…ターンエンド」

僕はその間にモンスターを召喚したりと、友達のライフポイントを着々と削っていきました。
その友達はほとんど何もせず、生身の状態で攻撃され続けていました。
ところが突然。

「大嵐…」(フィールド上の魔法、罠カードを全て破壊する)
「地割れ…」(相手フィールドの攻撃力が一番低いモンスター1体を破壊する)
などと、次々にフィールド上を一掃し、今まで口数の少なかった友達の手札が動きました。

「ベン・ケイ召喚…」(ATK500 通常攻撃+装備カードの数攻撃可)
「デーモンの斧 3枚装備…」(攻撃力1000アップ×3枚で3000アップ)
「魔導師の力 1枚装備…」(自陣の魔法・罠×500アップで2500アップ)
「団結の力 1枚装備…」(自陣の表モンスター×800アップで800アップ)

「ATK(攻撃力)6,800で6回攻撃!40,800ポイントのダメージ!」

僕のライフポイントは一気に8000Pからゼロになり大逆転負け…

負けたショックよりも、
「なにそれ?!おもしれー!!!」が勝り、
僕の凝り固まった発想をぶち壊してくれる衝撃の出来事でした。

結局、何が言いたいのか(企画立案)

固定概念に捕らわれない思考法を芽生えさせてくれました。
僕は、どちらかというと天邪鬼であり、物事に対して穿った見方をする傾向があります。
それが、業務改善の提案に役立ったり、状況変化の察知が人並よりちょっと早かったり。
それが企画立案する能力に繋がっているんじゃないかと思っています。

結局、何が言いたいのか(論理的思考)

ルールを理解し上手く活用することは、
勝負に影響したり、カードゲームそのもを楽しむために必要な要素です。

効果の発動条件、タイミング、それに連鎖させ有利に進める論理性。
発動コストは、このタイミングで払うべきコストなのか。
効果(カードテキスト)は何を意味しているのか読み解く力。
別のカードとの組み合わせの合理性。

こんなことが、僕の論理的思考の源泉になっています。

★編集後記

上記のデュエルの流れは、僕が熱中していた第5期ごろのルールであり、友達どうして遊んでいただけのものです。

これがキャリアコンサルティングとどう繋がるのか…
表面的なことではなく、自分の奥深くにあって、
何によって今の自分が形成されているのか理解することも自己一致と言えるのではないかなぁと思った次第です。


いいなと思ったら応援しよう!

ヤマチャン
応援よろしくお願いします! キャリアコンサルタント資格は5年ごとに更新があり、その間に合計38時間の講習受講が必須です。費用が約38万円掛かります。 中の人がキャリアコンサルタントとして活動を継続するために使わせていただきます。

この記事が参加している募集