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【体験録その8】農業×キャリアコンサルティング
さて、これまでナスとほうれん草を育て、少しでも「農業×キャリアコンサルティング」に近づけるためにできることをやってきた。
むしろ、ここからが本題かもしれない。
ちなみに、定番の夏野菜と言えば、ナスとトマトだけれども、ナスしか育てなかった。
トマトが苦手だから…
トマトは栄養豊富、色々な料理にも使える万能野菜だ。
でも…あの青臭さとニュルっとした触感。あれがどうも克服できない。
トマトは当初、観賞用だった。18世紀ごろから食用が流通したそうだ。
最初に食べた人に聞きたい。
「なぜ食べた?」
全く食べられないわけでもなく、アレルギーがあるわけでもない。
食わず嫌いでもない。
火が通っていたり、調理されていればOK。
トマトジュースはNG。
食べなくていいなら、食べずに過ごしたい。
食事に出掛け、出てきた料理に添えられていたら避けて食す。
大皿の料理を取り分けて頂いた皿にのっかっていたら、
そのトマトの5倍くらいの量の料理と共に一気に胃に流し込む。
なんの話しだっけ…
ズブの素人が農家になるには
野菜を育てる技術、知識が必要なのはもちろんだが、
何よりアレがないと話にならない。
土地(畑)だ。
農業を営むための土地には、農地法などによって様々なルールがある。
農地を守るためでもあるが、これがなかなか厳しい。
なにより農地は、宅地みたいに不動産屋さんで買えるものではない。
無論、不動産屋さんで借りることもできない。
むしろ扱っていない。
関連書籍を読みあさる
数冊か農家になるための関連書籍を読みあさった。
「ゼロから始める!脱サラ農業の教科書」
「小さい農業でしっかり稼ぐ!兼業農家の教科書」
「森永卓郎の「マイクロ農業」のすすめ
主にこれらだ。
どれも共通していたことが【ご縁】であるということ。
知り合いの農家さんから紹介で…
家の近くの農家さんに借りて…
再現性の低い、運命の巡りあわせ的な出会いから、農業が始まっている。
サラッと、当たり前のように書いてある。
それはおそらく、その通りなのだろう。
農家の知り合いいる?家の近くに農家ある?
そんなことを思いつつ、僕にはハードルが高かった。
縁故が重要
農家は、高齢化、人口減少、情勢の変化などによって、減少傾向である。
故に、農家の後継ぎ問題、耕作放棄地もあちこちであって、土地はありそう…
だが、簡単ではなかった。
この地で生まれ育ったわけでもない人間が農業で生計が立つ程、広大な農地を入手することは一筋縄ではいかない。
その地に先祖代々住み、近隣住民との関係も強い中で、
「農業がやりたいから」と見ず知らずの人間に簡単に貸してはくれない。
有名人でない限りかなり難しい。
とりあえず役場へ行ってみた
なんとなく農業関係っぽい部署の窓口へアポなし訪問。
「農家になりたいんですけど、どうしたらいいでしょうか?」
突然の変な問い合わせにも、
丁寧に対応してくださった職員の方には感謝を申し上げたい。
そこから、縁故を意識して様々な行動を繰り広げることになった。
つづく…
おまけ
あれからナスはどうなったのかというと、パタリと実を付けなくなってしまった。花は咲くけど実にならない。
結局、ちゃんと採れたのは5~6本程度で終わってしまった。
来シーズンは、この経験を活かしてもっと採れるように育てたい。
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