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「40歳以降の管理職就任」が失敗する可能性が高い理由

ご存じでしょうか?

一般的に、海外(と言っても広いですが)一般では、40歳過ぎてからの管理職はほぼ、お互いにとって失敗に終わると認識されており、ほぼありません。

一方で、日本では、なぜか、特に大きな企業では、40歳過ぎて管理職になる方がそこそこ多くはないでしょうか?

なぜ、40歳過ぎて、管理職になると失敗するのか、その理由は3点あります。(あくまで傾向であり、失敗されない方もいます)

40歳過ぎて、管理職になると失敗する

1)40歳を過ぎた体力的問題

40歳を過ぎた体力的問題

体感したことがある方は分かりますが、40歳、特に中旬に近づくと体力・集中力がかなり落ちてきます。また、更年期になり、メンタルダウンする方も多くなります。この時期に、急にステップのかなり上がった仕事に切り替えるのが、極めて困難という理由です。

これは、若い30歳代のうちに、管理職に慣れ、立ち上がるべきなのです。

海外では、それがわかっており、30歳代でも部長・役員がいます。
日本にありがちな、気力があればなんとか・・は現実的ではないのです。

2)40歳を過ぎたキャリアパス

40歳を過ぎたキャリアパス

40歳を過ぎて、初めて、管理職になるような方は、大手企業でいっても、どちらかというと、「遅い昇進組」でしょう。そうなると、この先は、おそらく「部長」に上がることは、極めて難しくなります。

そうなると、この先がないのに、課長をやるというモチベーションの維持に苦しむことになります。部長に上がれば、多少楽ができるかもしれないのに、(日本では)一番つらい中間管理職で50歳代も過ごすのか・・という辛さが襲ってくるので、仕事に思いっきりモチベーションを持てないのです。

3)40歳からのプライベート問題

40歳を過ぎたキャリアパス

40歳を超えると、子供の受験、親の介護があったり、地域の役職(PTAとか)も引き受ける立場になります。仕事でいきなり大きな役割を与えられているのに、プライベートでも変化が大きく、この時期は、どちらかに専念した方が賢明なのですが、両方襲ってくることで、対応しきれない!という問題が発生します。

まとめ

40歳過ぎてからの管理職就任は、上記の理由で失敗することも多いので、企業としては、海外のように元気のある30歳代で早め早めの就任を促した方が生産性は上がるかもしれません。

逆に30歳代で「管理職」を目指さない方は、専門職への転換など、早めに切り替えられるとよいでしょう。

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