企業採用時「大学名」は本当に関係ないと思ってますか?親も知っておきたい、その納得の答え。
「企業の採用時「大学名」は関係ないです。」
って企業採用の方はよく言うけど、令和時代の今も、ほんと?
実は、大手企業は裏でK大学・W大学を何名って目標置いてるんじゃない?
なんて、思っていませんか?
これは、本当なのか?
について考察していきましょう。
結論
「大学名が関係ない」は実は、ほぼ本当です。
大学名で足切りをしてるところはほぼありません。
追加結論
しかし・・実は、
・間接的にそこそこ関係があります。
よって、もし、主に日系大手企業に入りたいなら、偏差値レベルの目安としてMARCH以上(これは古いので)、SMART相当レベル以上に入ることは、推奨はします(個人的見解です)
(参考)SMARTはここ☟(上智・明治・青学・立教・東京理科)
新大学群「SMART」について知っておこう | 志学塾
それは、どういうことか?
直接的には関係ないけど、間接的には関係する?
これはどういうことか?
2点に分けて説明しましょう。
1)SPI試験の事情
まずは、SPI試験における事情です。
大手企業のほとんどが新卒でも中途採用でも、SPI適性・能力試験を導入しています。大手企業ならそこそこの難易度があります。これに受からないと、先に進めません。
その試験結果は、非常に興味深いものです。
その結果(成績順)は、ほぼ例外なく、いわゆる高偏差値とされる大学から、「本当にきれい」に並んでいきます。これは、何度やっても、誰に聞いても、本当に不思議とそうなります。
ざっくりいうと
T大学・K大学
K大学・W大学
SMART
と続く・・
大体、SPIの結果の偏差値で言うと60前後以上で、大手有名企業は足切りをしたがります。このラインが、いわゆるSMART(旧MARCH)なんです。
偏差値60というと、上位15%です。
いわゆる、その世代の論理的思考力、概念的思考力、言語能力・英語などの点数が、上位15%の人を取りたがるということです。
逆に言うと、偏差値が低い大学の在籍者でも、上記能力が高く、当日のSPI試験で、高得点が出せれば、最初のSPI試験を突破できます。しかし、実際、少数派なので、どうしても結果論、一定レベルの大学が選考に残っていくという構図になります。
よって
「企業としては、大学名で差別はしていない、ただ、SPIの能力試験結果として、そうなっている」ということです。
補足(例外)
なお、補足しておくと、欧米系投資銀行、GAFAMは別格だと思ってください。大学名で採用してはいないと見受けますが、採用能力試験が、より高難易度・ユニークなものとなり、比較の対象とはなりません。
偏差値高の大学の学生が、この類の試験で、落ちてしまう例もあります。
2)面接での事情
面接においても、〇〇大学を〇〇名取りたいと目標を置いている企業は最近はほぼないでしょう。
ただ、面接において、昭和世代のシニア面接官は、大手企業なら、ほぼSMART(旧March)以上の出身者が多いでしょう。
類は友を呼ぶ。
自分の大学の出身者を取りたいという思惑はどうしても生まれます。この点、やはり、一定の大学以上が有利ではあります。
企業の採用時「大学名」は本当に関係ない?のまとめ。
直接的には、関係ない(大学ごとの目標はほぼ決まっていない)が、間接的には関係があります。
SPI試験は、一定以上の論理的思考力・基礎言語能力が必要で、常に受かるレベルとなると、大手企業の場合は、概ね、SMARTレベルに相当する偏差値60程度以上となります。
まとめ(大学名ではない)
大学名ではない。
されど、偏差値が高い大学に入れるレベルの論理的思考力・基礎言語能力が必要です。これさえ、普段から鍛えておけば、就活・転職に大きな力となるでしょう。
採用後はどうなるのか?
最後に採用後はどうなるのか?
も、念のため述べておきましょう。
有名大学ではないけど、大手企業に受かってしまって、この先、学閥とか、それこそ、大学名で出世していくのでは?という心配もあるかもしれませんが、今現在ほぼそれはありません。
日本の企業は、入ってしまえば、大学名に限らず、実績と人間関係次第で、意外と出世していける仕組みになっています。逆に、欧米の方がこの点、大学名・学歴でその後の昇進も決まってくる傾向にあります。
「入ってしまえば、意外と同じ」なのが、日本の会社です。
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