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キャリアコンサルタント有資格者は、「就職」が有利になるのか?の答え

国家資格キャリアコンサルタントは、その登録者数7万人を超える一大人気資格です。その国家資格キャリアコンサルタントがあると、「就職」が有利になるのか?を考えていきましょう。

まず、もちろん、就職先がどこかによります。

民間企業はどう?

民間企業はどう?

まず、民間企業はどうでしょう?
以下は、3つの大きなリクルートエージェントに以下の質問を投げてみた答えです。いわゆるR系、D系、P系エージェントに実際に聞いてみました!

質問

「国家資格キャリアコンサルタントを持っているのですが、この資格を活かせる就職口にないでしょうか?」(*'▽')

エージェント様の答え

キャリアコンサルタントを狙い撃ちで募集している求人は、民間企業ではほぼございません。申し訳ありません。」

「キャリアコンサルタントでしたら、恐れ入りますが、それだけを100%活かす求人はありません。もし、本当に活かされたいならハローワークなど公的施設を検討されてはどうでしょうか」

「人事部門で、活かせるかとは思いますが、特に「キャリアコンサルタント」でないと・・という求人はないですね」

民間企業でのケース

民間企業でのケース

上記のように、どうも、民間企業では、就職の際に「キャリアコンサルタント」有資格者がぜひ欲しい!という求人はないようです。

そこまで、キャリア開発業務だけを専門に採用するほどの規模ではないのでしょう。

しかし、有資格者は過度に落ち込む必要はありません。採用担当者の方の声では、以下も聞きます。

「キャリアコンサルタントは、もちろん持っているに越したことはないよね。国家資格だし、話を聞くのがうまそう」
「これから、本格的にキャリア相談を取り入れていくので、そのような資格も持っていると手伝ってもらえそうだね!

jobtagの求人倍率

更に、jobtagの求人倍率を「キャリアコンサルタント」で検索してみましょう。その結果、

「0.16」 という数字が出てきました。つまり、1人の求職者に対して、求人数は5分の1以下・・ということです。

jobtagの求人倍率

ハローワークに登録している企業は、中小企業が多いとも思いますが、そこでも、かなり厳しい結果となりました。これは、倍率が厳しい一般事務職よりも低い数字です。

公的組織はどうか?

公的組織

これは、統計はありませんが、主に就労移行センターでは、「キャリアコンサルタント」という求人要件を見かけることもありますが、マスト要件というよりはWant要件(あればなおよい)であることも多いです。

社会福祉士の方がマストであることが多く、手当が付く一方、キャリアコンサルタントは特にプラスの手当てがないという話も聞きます。

ハローワークは、多くの職員の方が3年ほどの期間更新の契約社員になっていますので、この切り替えの際に一般に募集がかかります。まさにキャリアコンサルタントの最前線ですから、キャリアコンサルタント資格が活かせそうですが、実は人気の仕事で、倍率が3倍以上あるのが普通だとか。

また、2級技能士レベルもいるので、国家資格レベルだと、相応の経験がないと、この倍率に負けてしまうことも多い模様。

公的施設は、需要はあるものの、狭き門というのが、実際のところかもしれません。

■2級を目指してみる

「就職」が有利になるのか?

「就職」が有利になるのか?

このように見てみると、現時点においては、残念ながら、「就職」が有利です!!とは、とても言い切れない現状がありそうです。

しかし、もちろん
「全く資格がない人よりは、当然あった方が良い資格であることは間違いありません」

これから、セルフキャリアドッグも始まるとすると、最後に採用候補者が絞られた場合に、無資格者よりは有利な位置に立てる可能性もあります。

有利とは言わないまでも、就職の際のプラス要素にはなりえるでしょう。

★この記事の執筆者:りお👦|越境コンテンツ&ギグ研究家|国家資格キャリアコンサルタント|Webアナリスト|SEOコンサルタント|VR技術者|Lead Careerにて、キャリア学習支援|Banso Works(Global)にてグローバルな働き方を発信|ラーケーション・ラボ(遊びは学び)主宰|Xでフォロバ中

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