キャリアを決められない人はぜひ「決める技術」を!~もう決めないことを辞めませんか。。。
キャリアを決めるのが苦手な日本人
以前、書いた通り、日本人は必ずしもキャリアを決めて、行動するのが苦手です。しかし、ちょっとした意識で決めることは技術的に可能です。
決める技術 3ステップを理解する(^^)
普段、意思決定ってどうされてますか?この意思決定を3層の構造で、取り掛かるとやりやすいです。
まず、合理的な意思決定、情報をできるだけ集めて、左脳を使うものです。例えば、Aという道をいくのと、Bという道をいくのでどちらが良いかメリット、デメリットを指数化します。これは、突き詰めるときりがないですが、(未来は読めないので)現時点でできる限りの情報をMECE(隙間なく)敷き詰め、点数化します。これは適宜専門家にも手伝ってもらうと良いかもしれません。
次に直観的な意思決定です。右脳を使うアプローチですね。これは、無意識の領域で、あなたが本来選びたい道を選ぶというものです。上記合理的な意思決定は、収入の面や、家族などの面でバイアスがかかりますが、あくまであなたがワクワクする方、正しいと思う方を選ぶことです。
一人で気付かない場合は、同僚と対話したり、専門家に質問を投げてもらったりすることが効果的です。
最後にキャリア観的な意思決定です。将来の到達点を明確にし、その選択肢が、その中間地点に位置しているか、これをしっかり確認します。
この3ステップで物事を決めていけば、大体のケース、後悔のない意思決定になるはずです。
最終的意思決定と探索的意思決定は違う!('_')
キャリア理論の意思決定論で有名なジェラッド氏によれば、意思決定には、最終的な意思決定と、探索的な意思決定があります。これを使い分けてますか? もし、将来の壮大な目標がある場合は、ほとんどの決定は探索的決定です。要は後戻りができる意思決定なのです。これを理解すれば、そこまで意思決定にプレッシャーを負うことはなくなります。
転職であれそうです。転職に足踏みするのは、それが人生の全てであるかのようなプレッシャーを負うからです。もちろん、転職は大事な転換点です。しかし、それで人生が全て決まってしまうようなものではありません。(私は長年キャリアの相談に乗っておりますが、今だ「あの時の転職で人生が終わった。」と嘆く方にはお会いしたことはありません。
異文化理解論の第一人者であるエリン・メイヤーさんも意思決定は、大決定の(DECISION)、小決定の(decision)に分けて考えることが必要だといわれてます。日本人は、大文字の大決定が好きなようですが、小決定で物事を進めていくことも大事なのです。
情報が錯綜している
世の中複雑化してきていて、右に行った方がいいという人もいれば、左に行った方がいいという人もいます。この情報に惑わされてはいけません。
家族や、友人はどちらかという保守的な意見を言うことが多いです。なぜなら、現在地にいた方が、当面は安全なことは間違いないからです。よって、基本、キャリアのアドバイスは「やめておきなよ」となることが多いです。一方で、当然人財会社のエージェントは、「今しかないチャンス」と勧めてきます。
「どうしたらいいの?」
と思うかもしれません。ここで大事なのは、「事実」(ファクト)をしっかりつかむということです。
意見ではなく「事実」をくださいとお願いしましょう。
その「事実」をどう思うか、を決める技術の3ステップを活用していけばいいのです。
LEADキャリアでは、キャリアの意思決定の「決める技術」講座を無料で開催しております。