転職エージェントではなく、キャリアエージェントをお勧めする理由
転職エージェントではなく、キャリア・エージェントという選択肢
多くの方がキャリアに違和感を感じる、仕事を変えたいと思ったときに、転職を検討しますよね。だからこそ、転職エージェントの門戸をたたきます。
確かに職又は、会社を変えるのは一つの選択肢です。
しかし、よく考えずに職・会社だけ変えても、「結局同じことになる」方が増えています。
なぜなのか?
キャリアのテーマが違うから?
可能性としては、貴方のキャリアのテーマが違うからです。なんとなく、大学を出て、大手企業に入った。或いは知人の勧めで、会社に入ったという方で、実は、自分の目指すべきキャリアと違和感があるという方はいるのではないでしょうか?その場合、同じような職で仕事を変えても同じことです。
多くの場合、与えられる課題・取り巻く人間関係はさほど変わりません。
「職」ではなく「キャリアテーマ」を探すという観点
職ではなく、キャリアテーマを変えるという観点で、専門家と話してみませんか?大まかに分けて、5つのテーマ感に分けて考えています。これは、エドガーシャイン教授の「キャリアアンカー」を起点として考えます。
❶専門家タイプ
こちらは、自身の専門性を高めたい、そしてそれを、何らかの社会・外部に影響を与えたいと考えているテーマになります。このテーマ感は、よく言われる5大欲求では、「自己実現」が強い方です。
このような方は、企業のマネジメントは向きませんし、集団の中で統率する役割は荷が重く感じてしまいます。企業に入ると、いずれは管理職になることを望まれますが、この方のテーマは明らかに違うのです。
❷統率タイプ
このタイプの方は、組織に入って、メンバーを統率することを望みます。5大欲求の中では「承認」欲求も強い方です。このような方は逆に、専門家のように一つのものを極めるよりは、メンバーを鼓舞し、組織を成功に導くことにやりがいを感じます。
❸自律・創造タイプ
こちらの方は、完全に自立しており、創造力を働かせて、何かを1からつくりあげることにやりがいを感じます。どちらかというと企業向きではありません。フリーランスや、パラレルキャリアに向いています。
❹安定タイプ
安定を求めるのは決して悪いことではありません。5大欲求でいうと安全欲求が強い方です。この方は、基本、大きな冒険(リスク愛好)をとりません。日常平穏にライフワークバランスを重視して過ごすことで、安心感を大事にする方です。この方は、スローキャリアや、ライフバランスキャリアが最適です。仕事としては、公務員や、大手企業の正社員など雇用契約を望みます。あまりに冒険的なスタートアップ企業や、リスクをとる仕事(投資業など)は向きません。
❺奉仕タイプ
社会貢献に生きがいを感じる方です。5大欲求でいうと、晩年に追加した6つ目の自己超越、他社貢献を満たそうとする方です。
この方は、営利企業にはあまり向きません。直接的に、社会に、他社に貢献をし、フィードバックを得ることにやりがいを感じています。国際NPOや、企業においてもCSRやバックオフィスなどに向いています。
自身のテーマ・タイプを見極めて、キャリアを選んでいくことが大事です。ご自身のタイプ・テーマは今の仕事と違っていますか?