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「もっと部長になったつもりで考えて!」目線を上げるのは正しいのか?
目線を上げるという事例
こんにちわ!世界の多様な働き方を研究・実践しているYACCOです('ω')
よく、日本では、目線を上げることがよしとされているようです。
「部長のつもりで行動して!目線を上げるんだよ!」(*'▽')!
「課長になったつもりで考えてみてよ!」('ω')
など職場で使われたりしませんか? こんなことがありました。
こうなった劇場事例👇🐻
外国人A君('ω')「課長の目線で、目線を上げて、もっと課長の立場にたってみて行動しろと言われました!」
コンサルタントB「ほう。」
外国人A君('ω')「それって、私は課長のポストになるってことですね!いつから、課長になるのでしょうか(^^)/」
コンサルタントB「いや、貴方は課長にはならないけど、課長になったつもりでやってみたらということです。日本語的には('ω')」
外国人A君('ω')「混乱。。え?私は課長ではないですけど。。課長ではないのに、皆様を部下のように指示したり、決裁書類にハンコ押していいんでしょうか?」
コンサルタント「。。いや、それはダメなんだけど、日本では、課長だったらどう考えるかで、行動してみたらという、なんて言うか、仕事のレベルを上げるってことを言いたいんだと(*'▽')」
外国人A君('ω')「でも、私は担当職だし、課長の給与はもらってません。なぜ、課長のレベルの仕事をするんですか。。。」
コンサルタント「それは、まあ、そうなんだけど。。。」('ω')
日本人の間では、阿吽の呼吸的に飲み込む話題ですが、ロジカルに考えると外国人からは疑問に思われてしまうのです。
「部長、課長になったつもり指示」は世界ではガラパゴス
日本では、結構シニアな方が好きな「目線を上げる」指示ですが、
JOB型(明確に仕事範囲と権限が定義されている)世界では、正直違和感になります。
特に日本人でもJOB型、外資系的な発想をする社員、そのような価値観のX世代の若手からすると、正直理解が難しいかもしれません。
目線を上げて、課長のつもりで行動する といっても、「課長」ではないんだけど、その分の仕事もしてくれ!?ということ?目線を上げるって・・
「仕事の質と量を増やしてみてくれ、給与は変わらないけど?」
ということ?
昔ながらの日本人的、まあまあな阿吽の呼吸ならわかりますが、外国人からすると、この指示、助言はは非常にあいまいでわかりにくいのです。
目線を上げるをこう言い換えてみたら?
「将来、課長になるかもしれない貴方だから、課長という立場にたって、行動してみてくれないか?もちろん、決裁権限や、指揮命令権は、私が持つが、相談してくれれば、一部委譲してもいい。多少レベルの高い仕事だが、将来課長になれば、給与も上がるし、挑戦してみてはどうかね?」
これなら、外国人にもロジカルに納得できるかもしれません。
日本は、とってもハイコンテクストな国です。
さりげない阿吽の呼吸、忖度的指示が外国人や、X世代の若手を混乱させるかもしれません。
最後までお読みいただき、ありがとうございます。
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