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教育ママ・パパの子供はなぜ、キャリアに苦悩するのか?の納得の答え。
「違うでしょ!何度言ったらわかるの!それじゃあ、お受験受からないわよ!」「こんな簡単な問題説けないの・・何してるの!バカなの?」
よく、カフェや図書館で、過度な指導をしがちな教育ママ・パパをお見掛けします。
受験熱心で子供はさぞかし、難関学校に入るのかと思いきや、さほどの学校に入れず、低学歴化する。もっと注目されているのは、難関学校には入ったものの、就職できない、しないという顛末になることも多いようです。
私は、最大手と言われるいくつかの業界の企業人事におりましたが、優秀な学生のお話を聞いていると、「え、親はほぼ放任・・自由にやらせてもらってました~」という方が多く、教育ママ・パパだったという方はほぼお見掛けしません。
教育ママ・パパの心理状態
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多くのケースでは、親心というよりは、自身の過去のコンプレックスを取り戻そうとしていることも多いです。
親自身が、過去受験に失敗した、希望している学校に入れなかったこと(低学歴化した)で、子供にその代償を負わせているケース。
自分自身の「承認欲求」を満たしたいケースなど様々です。
専門用語では、この状態を「代理自己実現」「心理的投影」といいます。このような状態を自分で気づいていたら、専門家とカウンセリングをしてみるのもお勧めします。
海外ではどうなのか?
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なお、海外とひとくくりにできませんが、私が、5か国で滞在した経験から言えば、(主に先進国は)海外の子供の方が確実に「自分で決める」文化が根付いています。必修科目よりは、「選択」科目の方が多い。
自分で進路を決めるために、スクールカウンセラーが小学生から常駐し、「どうしたい?」という投げかけを子供にして、考えさせます。日本でスクールカウンセラーがいる学校の比率は4%程度であり、世界最低です。
アメリカは、極端ですが、自分の部屋を持たせるのも早いです。
今の日本の停滞は、子供時代から起きているのです。
なぜ、キャリアに脱落するのか?
さて、教育ママ・パパは、どう子供を害していくのかを、行動心理、キャリア理論の観点からシンプルにお伝えしましょう。
1. 内発的動機づけの欠如
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まず、脳の構造も含め、この大事な時期に、親からの指示での受験勉強ばかりでは、内発的動機が全く育たなくなる、という理由があります。
理由: 教育ママの強い指導や目標設定は、子どもの学習や活動の動機が外部からのプレッシャー(外発的動機)に依存しやすくなります。これにより、子ども自身の「学びたい」「やりたい」という内発的動機づけが育ちにくくなり、挑戦しようとしなくなります。
結果: 自主性が欠け、親の期待が外れると、目標を見失ってしまう。
では、次に脳のお話です。
1. 能動的な取り組み(主体性が高い場合)
脳科学的観点から、自分のペースで選択でき、勉強できる場合何が起こるのでしょう。
脳の活性化:
主体的に物事に取り組むと、脳の前頭前野(意思決定や計画、注意力を司る部分)が活発に働きます。また、達成感や充実感が得られると、脳内でドーパミンが分泌され、さらなる挑戦意欲を促します。学習効果の向上:
自分の意思で学ぶと、情報が短期記憶から長期記憶に移行しやすくなります(エンゲージメントの高さが記憶定着を強化)。
心理学的観点からはどういったことが起こるでしょう?
自己効力感:
能動的に取り組むことで「自分にはできる」という感覚(自己効力感)が強まり、より高い目標設定や持続的努力を生む。内発的動機づけ:
自分の興味や価値観に基づいて行動するため、外部からの報酬に頼らなくても意欲が高まりやすい。
アウトプットへの影響はどうでしょう?
創造性の向上:
自ら問題解決方法を考える過程で、独創的なアイデアが生まれる。高品質な成果:
情熱や興味がある分野に集中するため、精度や完成度が向上する。
上記のように、「自ら」自分を高められるよいプロセスに入れるでしょう。
2. 受動的な取り組み(指示に従う場合)
一方で、親の指示に従った場合はどうなるでしょう?
脳科学的観点から以下です。
脳の受動状態:
指示を受けて動く場合、脳の活動は扁桃体(感情を司る部分)や報酬系に依存しがちで、長期的な学習効果が薄れる傾向があります。ストレスの増加:
自分の意思が反映されない環境では、コルチゾール(ストレスホルモン)が増加し、集中力や記憶力に悪影響を与える。
偏桃体や、コルチゾール(ストレスホルモン)が小さいうちから生成される体になってしまうのは恐ろしいですね。
心理学的観点ではどうでしょう。
外発的動機づけ:
他者の指示や報酬が主な動機となるため、自律性が低下しやすい。燃え尽き症候群のリスク:
自分の価値観や興味に合わないタスクを続けると、モチベーションの低下や倦怠感を感じやすい。
大人になってからも、指示待ち、疲れやすい、自分で決めない人間になってしまいます。
大人になってからのアウトプットへの影響はどうでしょう。
限られた成果:
必要最低限の基準は満たすものの、それ以上の努力や創意工夫が生まれにくい。ミスの増加:
興味が薄いため、注意力が散漫になりやすい。
上記のような、人間に育て上げてしまいます。
■能動的取り組みが成果を高める理由についての補足
以下の観点からも、能動的取り組みが成果を高めるとされています。
自己決定理論(Self-Determination Theory, SDT):
人は「自律性」「有能感」「関係性」という3つの欲求を満たすと、モチベーションが高まり成果が向上します。能動的な行動はこの3要素を満たしやすい。注意の制御:
主体的に行動することで、脳は目標達成に必要な情報に集中しやすくなり、効率が向上。ポジティブなフィードバックループ:
自分の行動の結果が直接評価されるため、成功体験がさらなる行動を促す好循環を生む。
2. 自己効力感の低下
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過度な教育ママ・パパの介入とダメ出しは自己効力感の低下を引き起こすことがあります。
理由: 子どもが達成した結果を親がすぐに修正・評価したり、新たな目標を与え続けることで、「自分でやり遂げた」という感覚が得られない。
結果: 「自分は何をやっても足りない」と感じ、挑戦を避けるようになる。
この傾向は長期にわたることがあるので、十分に注意が必要です。
3. 過剰なプレッシャーによるストレス
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大人になってから、過剰なプレッシャーによるストレスに弱いって方いませんか?それは、子供時代が影響しているかもしれません。
理由: 高い期待やスケジュールの詰め込みにより、子どもは強いストレスを感じやすくなる。ストレスが慢性化すると、脳内のコルチゾールの過剰分泌が集中力や意欲を低下させる。
結果: 過度なストレスから逃れようと、学習や課題に対する意欲を失うことがある。
この時期から、過剰なプレッシャーに弱い子供に仕立ててしまいます。
4. 失敗体験の欠如
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失敗が怖い!困難を乗り切れない!という大人の方は、子供時代が影響しているかもしれません。
理由: 教育ママが過度に管理し、失敗しないよう先回りしてしまうと、子どもは「失敗から学ぶ力」や「困難を乗り越える経験」を得られない。
結果: 挫折に対する耐性が低くなり、困難に直面した際にあきらめやすくなる。
大人になると予期せぬ挫折が多くなるでしょう。その際の、レジリエンスが全くない大人に育ってしまうのです。怖いですね。
5. 親子関係の摩擦
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理由: 子どもは親の期待に応えたい一方で、自分自身の興味や価値観との間で葛藤を抱えることがある。教育ママ・パパが過干渉になると、反抗心が芽生えたり、親の指導を拒否するようになる。
結果: 親子関係の悪化が子どもの心理的安定を崩し、学習や活動のパフォーマンスに悪影響を与える。
まとめ
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教育ママ・パパの方針は、短期的には子どもの成績や成果に良い影響を与える場合もありますが、長期的には子どもの自主性や自己肯定感を損ねるリスクがあります。子どもの個性を尊重し、適度なサポートを心がけることが重要ですね。
■最後に「子供との関係が変わる 自分の親に読んでほしかった」一冊