Learcation"ラーケーション"って何?なぜ、これからは遊びと学びが一体なの?
★この記事の執筆者:りお('▽')|国家資格キャリアコンサルタント|海外にてラーケーション型プログラムを体験し、その面白さから2020年よりラーケーションについてマガジン執筆創始|ラーケーション・ラボ(Since2020)にて、イベント開催中|Wikipediaで参照先1位 ラーケーション - Wik
Learcation"ラーケーション"とは
一言で言うと、学ぶとバケーションの融合の造語であり、「バケーションを楽しみながら、学ぶ」という概念です。世界的には呼び名では必ずしもラーケーションではないにしろ、世界の企業や教育機関では、2024年後半にはいってからも特に「遊びながら学ぶ」のが潮流です。
◆以下も合わせて読みたい「ラーケーションという学びとは」
遊びと学びが一体の理由
なぜ、これから遊びと学びが一体なのかの理由は
1.これからは「直観力」の時代だから
2.人同士の「強いつながり」が学びになるから
3.左脳だけでなく、右脳を使うことが必要だから
上記が挙げられるでしょう。2024年にはいり、必要な事は全てAIやロボットがやってくれますし、この傾向は飛躍的に進んでいきます。必要なビジネスの判断は、AIの方が正確ですし、ウェブサイト制作も高度なCodingも全てお任せです。自動運転技術や、高度な支援ロボットで人間の労働力もさほど必要になくなるでしょう。
つまり、今の環境を所与とした今までの記憶と論理的思考力だけを中心とした学びは、徐々に、その意味をなさなくなります。
「人間だけしかできないこと」それは、直観力であり、右脳的志向であり、強いつながりから生まれる創造的イノベーションなんです。
世界の名だたる欧米企業のリーダ研修は遊んでいる!?
例えば、世界の名だたる欧米企業の選抜リーダーシップ教育は何をやっているかご存じでしょうか?
教室に缶詰めになって、経営戦略、投資戦略などのMBA教育を受けているのでしょうか?それは、遠い過去の話のようです。
いまやMBA的戦略論などは、例外を除き、世界中のネット上でいつでも閲覧できますし、もう差別化の要素はありません。インドの町はずれだって、MBAをYoutubeで学べます。
今はやりのDegitalization(DX?)でしょうか?SDGsでしょうか?はたまたは、人間心理学のフローの概念?
いえいえ。どれも含まれるかもしれませんが、
昨今の潮流の一つは
「アートを学ぶために美術館を訪問する」
「ヨガをする」
「瞑想する」
さらにハードなのは「カヌーレースで川下りをする」「社員全員で山登り」など。
「遊んでいるのではないの?」
と思われるようなことが、本気で行われるのが、昨今の選抜されたリーダーのプログラムです。
なぜ、そんなことをするのか?
ずばりいいますと、教科書的なビジネス理論では、競争相手と瞬時に同質化するだけで、勝てないからです。リーダーは今までとは、違った発想を生む必要があります。
そのためには、直観力を磨く必要があり、また、今までと違った経験をして、使っていない脳を起動する必要があるからです。
また、もう一つは、リーダー同士の深いつながりを生むためです。リーダーたるもの、もはや、その人たち同志がつながり、化学反応を起こすことが大きなメリットでもあります。そのために、垣根を越えた関係をスポーツを通じ、人間関係を深めるのです。
全ての人にLearcation"ラーケーション"を
今や全ての人にLearcationが必要だと思います。左脳ばかり使っている毎日から離れ、直観力を磨き、働かせて、新しい発想を生む。
そして、堅苦しい場ではなく、バケーションの場で深い人間関係をつくり、一緒にプロジェクトを推進する。そういう仕組みを日本でも作っていく必要があるでしょう。
最後までお読みいただき、ありがとうございます!
進化は始まっている
幸いこれを執筆したのが2020年ですが、3年経って以下のような社会変化が起こってきています。
まとめ
ラーケーションは数々のメリットがありますが、デメリットとして挙げられるのは、企業ではなく、自治体、学校が行うラーケーションにおける体験格差問題です。
まず、「体験」は贅沢な旅行をすることではなく、近場でも非日常を体験することにも価値があります。普段いかない森林のカフェでのんびりしていいし、ヨガをしてみてもOKです。筆者もお金がさほどないので、近場でラーケーションしています。
なお、幸いにもメタバースの世界が広がっています。このメタバースの空間は、スマホでも簡単に入ることができ、あたかも東南アジアのビーチや、観光地に瞬間移動できます(VRゴーグルはあれば臨場感がありますが、なくてもOK)こんなテクノロジーの恩恵も受けてラーケーションを体験してもよいかもしれませんね。
メタバースラボも読んでみる☟