人間、嘘をつくときは〇〇を見るって本当?
突然ですが、「あなたは、昨日どこにいましたか?家にいましたよね?」と言われたとして、しばらく考えてみてください。
恐らく多くの方は、「左上」をみませんでしたか?それはなぜ?
こんにちわ。行動心理士でもあるLio(りお)です。
人間、嘘をつくときに〇〇を見るって、ご存じですか?この説は、心理学やボディーランゲージに関する一般的な認識として知られています。
もちろん、100%正しいわけではありません。
嘘をつくときは〇〇を見る
具体的には、「右上」を見ることは未来や創造的な思考を司る右脳を使っていることを示しているとされています。そのため、何かを想像する、または作り出すときに「右上」を見ることが多く、これが嘘をつく兆候と関連付けられたのです。
ただし、これはあくまで一つの指標であり、必ずしもすべての人が当てはまるわけではありません。文化的背景や個人差もあるため、他の要素と組み合わせて判断することが重要です。
逆に「左上」を見るのは、過去を実際に思い出しているそうです。
人は過去の出来事を思い出すとき、視覚的イメージとして記憶を呼び起こすことが多いです。 よって左上に視線が向かっている場合は、実際に過去に見たものを思い出しているということです。
なお、どちらも上を見るのは、一生懸命思い出す、想起するため、目の前の複雑な景色ではなく、白い壁や、空など、プレーンな背景を脳が求めるからという説もあるようです。
2. 日常生活での実用シーン
嘘を見抜くために「右上を見るかどうか」に注目することは、日常生活でのコミュニケーションにおいて、相手の本音や意図を探る一つの方法として使えます。しかし、相手が嘘をついていると決めつける前に、以下のような他の要素も考慮することが重要です。
声のトーンや話し方の変化: 嘘をつくとき、声が高くなったり、言葉に詰まったりすることがあります。
ボディーランゲージ: 嘘をついているときは、身体が落ち着きなく動いたり、目を合わせないことがあります。
一貫性の欠如: 相手の話の内容が矛盾している場合、注意が必要です。
使える場面
ビジネスの交渉: 商談や交渉の際に、相手の発言の真実性を探るために視線の動きに注目することができます。ただし、完全に信じ込むのではなく、他のサインと合わせて総合的に判断するべきです。
友人との会話: カジュアルな会話の中でも、相手が右上を見て話しているときには、少しだけ注意を払ってみると面白い発見があるかもしれません。例えば、「昨日は家にいた」と言いながら右上を見ているなら、その発言が本当かどうか疑ってみるのも一つの手です。
自己防衛: 自分自身が嘘をつく場面では、視線の動きを意識することで、相手に嘘を見破られにくくすることができます。嘘をつかないのが一番ですが、どうしても必要な場面では視線をコントロールしてみるといいでしょう。
結論
「嘘をつくときに右上を見る」というのはあくまで一つの説であり、科学的に証明された絶対的な真実ではありません。ただし、日常生活で他人の意図を探るための一つの手がかりとして、視線の動きを観察するのは有用です。相手の行動を深く理解し、より良いコミュニケーションを築くために、この知識を活用してみてください。
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