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キャリアコンサルタント試験に落ちがちな人が強化すべき3つの基礎能力とは。

★この記事の執筆者:よりや('▽')|国家資格キャリアコンサルタント|国家資格キャリアコンサルタント(学科だけ技能士1級合格)|行動心理士|海外で人事の学位取得(人事歴25年)|リードキャリアイベント一覧

国家資格キャリアコンサルタント試験の難易度が昨今増しています。2016年~発足当初は実技試験で大体7割程度受かる試験が、最近では、6割、さらにそれを下回ろうとしています。

この中で、受かる人、落ちてしまう方の原因を分析するわけですが、様々な表面的な理由はあるものの(緊張してしまう、話を忘れてしまう)

最も基本的な3つの能力がもともと、弱い方は、どうしても落ちがちになってしまうと思われます。

リードキャリアでは、2019年からのべ1000名を超える受験者の方のロープレを分析した結果、以下の3つの基礎能力が大きく、合否に関係しているという仮説を持っています。

今回は、その3つの基礎能力について、解説し、その強化法をお伝えします。なお、「基礎能力」なので、実は、一夜にして、劇的に上がることはありません。多少、若いころで培われた能力なので、大人になって今日明日、改善できるものではないかもしれません。

しかしながら・・

「あ、この考え方が必要なのか」と気づいていただき、少しでも意識することで、当日の試験の向き合い方が変わります。

その3つの能力を順番に解説します。

1.共感能力

共感能力

まずは、「共感能力」です。

実は、この能力は、自ずと身についていて、得意な方と、全く得意でない方に結構分かれます。得意でないから、悪いわけではないのですが、この試験においては、前者の方の方が有利にはなりがちです。

ロープレをしてても、常にCLの「感情」を気にしているという方と、「感情」について、「どう気にすればいいのか?」と全く意味が分からない方がいます。

後者の方に、「共感」をご説明しても、なかなか理解いただけず、自分は共感しているつもりなのに・・と自信を無くしてしまうことも多々あります。

社会の中でも、常に相手の感情を気にしてしまう方っていませんか?そういう方は、この能力に秀でているのですが、あまりにこれが強すぎると、世間的に言うHSP(ハイ・センシティブ・パーソン)ともとらえられます。強すぎるのも、相手の感情に流されてしまいがちなので、注意は必要です。

いずれにせよ、共感的理解は、非常に求められる試験ですので、この試験の特に冒頭では、「共感」をする意識は高く持つ必要があります。

なお、共感は、「うんうん」とうなづくだけでなく、言葉で捉えたことを示すことが必要です。

★克服法

この「共感能力」が苦手だ!という方は、以下のような練習を心がけてください。
・試験まで、会う人の感情を常に気にしてみる
・それを言葉に置き換えてみる
・それを相手に伝えてみる

上記のように意識するだけでも、「共感能力」は試験で発揮できるでしょう。次に2つ目です。

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