VR(メタバース)で「キャリア相談」始まります。メリット・デメリット3選。
ついにVR空間(仮想現実空間)でも、キャリア相談は始まるのでしょうか?2022年1月時点での日経記事によれば、2030年にメタバース(VR)参加者は10億人になるともいわれています。今後、VR世界へのアクセスが増えれば、当然その中にキャリア相談が出来てもおかしくないでしょう。
なぜ、実際に会わず、WEB上のオンライン(Zoom)でもなく、VRなのか?そのメリット、デメリットに迫ってみます。
【メリット3選】
メリット1:完全匿名のアバターである点
メリット2:リアリティ
メリット3:技術の可能性
【デメリット3選】
デメリット1:VR酔い
デメリット2:セキュリティのリスク
デメリット3:行動変容の可能性
メリット1:完全匿名のアバターである点
キャリア相談には、少なからず、来談したこと自体や、内容を秘匿にしたいという相談者の思いがあります。国家資格のキャリアコンサルタントなら、守秘義務があるから安心ですが、それでも、実際にお会いして、本名を告げるのは抵抗があるという方がいます。
しかし、VRならば、お互いアバターなので、本名や容姿を見せることもありません。100%、自分自身も相手もわからない完全匿名の空間です。
また、完全アバターであることから、女性の方は化粧の配慮も不要ですし、男性もTシャツ短パンで参加しても何ら問題ありません。
また、アバターは自由に選ぶことができ、シニアな相談役、男性、女性、外国人、好きなように変わることができます。
密室にこもって、リアルなちょっとおもーい雰囲気のキャリア相談、カウンセリングではなく、もっと手軽に参加ができるかもしれませんね。
メリット2:リアリティ
次にそのリアリティさ(現実に近い没入感)です。
実際VRゴーグルをつければわかりますが、普通に立体空間にいて、人がいるような目の前にいるようなリアルな感覚が得られます。実際に、うなづいたり、相槌を打ってくれることで、本当に聴いてもらっているという感覚さえ、持つことも可能です。これは、2次元のZoom、Teamsなどでは得られない感覚です。
もちろん、心理的には、「そうはいっても、やはり生身に実際に会っているのとは違う。。」と思うかもしれません。これには個人差はあるでしょう。
メリット3:技術の可能性
VRの世界に入り込んだら、それは、すべてがデジタルの世界です。
例えば、現実の世界は、宙に思い描いたものを出すことなど不可能ですが、デジタル世界では、ペンを出して、空中に描くことも可能です。
また、アバターの細かな動きや、動作で心理状態もわかったりするかもしれません。デジタルに統計が取れていくのです。
こういった、将来的な技術の活用可能性は無視できないでしょう。
◆こちらもご参考。
デメリット1:VR酔い
多くの方が直面するのがVR酔いです。三半機能が慣れていないと、おかしくなり、VR酔いを起こします。しかし、昨今は、VR酔いしにくいゴーグルやテクノロジー、ノウハウが増えていくことから、さほど心配することないでしょう。
例えば、VR酔いしないワープ移動機能や、少しずつ休んで行うことで、かなりVR酔いは回避できます。
デメリット2:セキュリティのリスク
例えば、今後VR上に不法に侵入されるハッカーなどがいた場合、その会話や、ログイン履歴、相談履歴が外部流出する可能性は0ではありません。
リアルな現実世界の個室であるなら、盗聴器でも仕掛けられない限り、安心ですが、デジタルの世界では、何があるかわかりません。
もちろん、セキュリティ対策は常にされているとは思いますが、リスクと隣り合わせになる可能性はあるかもしれません。
デメリット3:行動変容の可能性
実際にVR上のアバター同士のキャリア相談で、行動変容が起こるのかは、実際未知数です。
もちろん、手軽に参加しやすく、自分の考えが整理できたり、息抜きになったり、するかもしれません。
しかし、あくまでVRという仮想現実でのことであり、リアルな世界に帰った後に、本当にやる気をもって行動を変えられるのか?
これは正直まだ未知数ですが、今後研究が進んでいくかもしれません。仮想現実にずっといればいいですが、、そうもいきませんしね。
最後までお読みいただき、ありがとうございます。実際にVRでキャリア相談(30分無料)実施しております。お気軽に。
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