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「一体感を持て!」という会社ほど一体感がない納得の理由。
「君たち、一体感を持て!」
「一体感を持つため、飲み会を開くから、出席するように!」
「一体感醸成研修をしよう。皆、自己開示は絶対だ!」
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一部の会社に「一体感」に異常にこだわる会社があります。
一方そのような会社ほど社員からは
「一体感を強要されすぎて・・辛い。辞めようかな」という声も上がり、一体感がない傾向もあります。
この経営者や管理職にある特徴は以下のとおりかもしれません。
・協力し合うのが当たり前。そのためには一体感がないとと思い込む。
・学生時代、チームスポーツの運動部で一体感がないのが気持ち悪い。
・一体感を持てば、業績が上がると思い込む。
・一体感をあいまいな精神論的にとらえている
一体感は必要か?
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確かに、一体感はあった方がいいでしょう。
しかし、よく冷静に考えてみると、
「一体感」を持つことを大きな「目的」にしてしまっていいでしょうか。
会社という組織に集まる人々は、一般的に
「事業を通じて、社会に貢献する」
「お客様のニーズを満たす」
「従業員の働き甲斐を追求する」
「自分もそれを通じて、成長したい」など
を目的としています。
「一体感」を持つために、集まったわけではないのは確かです。
そうです。
一体感は、目的ではなく、たくさんある「手段の中の一つ」でしょう。
一体感を手段ではなく、全ての「目的」と勘違いしてしまっている方が多いのではないでしょうか。そして、一体感を持てば、すべてうまく行くように錯覚しているのです。
もちろん、一体感は無いよりはあった方がいいでしょう。
一体感は、社員の方に明確なビジョンを示し、それに共感し、それに向かって頑張る中で、「自然と生まれてくる」のが一体感です。
一体感を強要することで、
ますます、心理的に「一体感を持つのが嫌になり、逆に、熱すぎる、窮屈だとなり、一体感から疎外感へ変わっていきます。
まとめ
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一体感は、強要するものではなく、目標に向けて頑張るなかで
「自然と生まれるもの」ではないでしょうか。目的ではなく手段です。自然と生まれる一体感ほど強いものはありません。