意外?キャリコンは意外と採算が合う資格であるという理由。簿記やTOEICよりもメリットがある?
キャリコン資格で不満の声
2016年に国家資格化されたキャリアコンサルタントという資格。取得者もすでに7万人を超えている資格ですが、以下のような不満の声も多いですね。
「取得費用が高い、更新費用もあって、わりにあわない」
「全然ペイしない資格だ」
「こんなことなら、簿記かTOEIC取ればよかった」
しかし、私が、上記全て有している立場から見ると、上記の意見とは、多少異なります。つまり
簿記かTOEICの資格がペイ(採算が合う)して、キャリアコンサルタントという資格が採算が合わないということは、
「絶対に本当か?」ということです。
将来のキャッシュフローで考えてみましょう
簿記とTOEICは採算が合うの?
まず、人気の簿記とTOEICを取得したとしましょう。例えば、簿記2級取得のために予備校に通ったら、数万円~10万円かかるとしましょう(もっと安く済む人もいるかもしれませんが、目安として)
また、TOEIC高得点(800点程度)をとるために、英語塾に通い、これも仮に10万円程度かかったとしましょう。
各々10万円がコストとしてかかります。
さあ!!これのキャッシュアウトを取り戻せますでしょうか?
まず、ここでこの二つの資格に特徴的なのは
「会社に所属している際でしか活用しにくい資格」ということです。
つまり、会社側が
・この資格で手当を出してくれる
・昇進させてくれる
・特別なベネフィットを出してくれる
上記がなければ、+αでお金は入ってこないという事実です。
仮に
「簿記2級やTOEIC800点だから、手当としてを月々5000円載せましょう。」という会社は多くはないでしょう(一部では聞きます)
上記の資格があるという理由だけで、
「主任・課長にしましょう」という会社もほぼないでしょう。
「特別に海外勤務をさせてあげましょう」というのもほぼ運ですし、英語力だけの判断ではありません。
残念ながら、多くの方がお気づきの通り、昔ながらの日系企業における昇進やプロジェクトリーダー等への抜擢は、ほぼ「資格」ではありません。上位者との関係がうまい人や、数字を上げている人が昇進していきます。あるいは、年功序列も残ります。
ということは、この資格で、会社に所属するだけでは
追加のキャッシュはInしないことが多いのです。
(もちろん、目に見えない効果があるのだという意見はあるかもしれませんが、実際のキャッシュとしては効果は可視化できません)
つまり、ペイしていない可能性があります。
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