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外資系転職は0からのスタート、日系転職はー1からのスタートな理由とは?
日系転職がー1からのスタートである理由
転職が当たり前の時代ですね。そこで、選択肢として出てくるのが、外資系か、日系かの転職の選択肢です。
「外資系なんて無理無理。。」と言っている方も、いつの間にか、会社が外資系になっていたなんてことも珍しくありません。
さて、通常転職したら、0からのスタートだとは思いますが、日系だとなぜマイナス1からのスタートになるのでしょうか?
私自身5回の転職(外資、日系)を経験し、300人を超える方々の意思決定に向き合ってきた立場から以下の現状をまとめます。
阿吽の人間関係とルール
まずは、日本の働き方が、JOB型ではなくメンバーシップ型であることから、人間関係や、阿吽のルールを知らないということ自体で、マイナスのスタートを切らざるを得ないことです。
日本では、それぞれの仕事がしっかり定義されるいわゆるJOB型ではありません。なんとなく役割分担するものの、気が付いた人がその隙間を埋めあうという慣習が一般的です。(人間関係が良ければ非常に良ければ機能しますが、悪いと機能しません)
このため、多くの日系企業では、企業独自のルールや、人間関係があります。中途採用で入ると正直それが一番よくわかりません。
この仕事は、あの人に頼めば一発で終わる、あるいは、あの人には頼み方を間違えると地雷となり、仕事が滞るなどです。そもそも、だれがどの仕事をしているのか、メンバーシップ型の日本では非常にわかりづらいという欠点があります。
そのような人間構造、ルール構造を掴むのに少なくとも半年~1年はかかるでしょう。
まずは下積みから文化
上記以外にも、日本には下積み文化があります。
採用面接では「この仕事をお願いしたい」と確約したはずが、まずは、下積みとして、その仕事のサポート役(事務手続きなど)からはいることが一般的です。少子高齢化、人件費削減が命題の日本では、支援してくれる事務員などはおらず、せっせと事務作業から入っていくことも多くあります。
1年して、認められたら、その仕事に就けるという意味では、マイナス1なのです。
外資系では、シンプルに0から始まる
外資系でも、確かに複雑な人間関係はあります。しかし、JOB型が一般的な外資系は、しっかり契約書に仕事内容が書いてあることが一般的です。それ故に、人間関係はどうあれ、まずは明確に目標に向かって仕事をすることが可能です。
また、下積みという文化もないので、契約書に書いてある業務は入社後すぐにでも取り掛かることが必須です。
どちらがいいのか?
基本的に、どちらがいいかは、ご本人次第です。しかしながら、こう見ると外資系の方がよさそうに見えますが、1点注意が必要です。
外資系は0から始まる分、成果はしっかり見られます。成果により、処遇もダイレクトに反映されることが多いでしょう。
日系は、マイナス1から始まる分、いきなり成果は問われないことが多いです。中途採用でも、数年後に様子を見ましょうか、という雰囲気が多いのが日系です。
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