「感覚」は人それぞれ
「痛い」ってどんなときに起こりますか?
どこかにぶつけた痛み
刃物で切った時の痛み
体調不良で関節が痛いとき
誰もが経験したことがあることではないでしょうか。
そんな中で身体障害者のなかで「四肢切断」を経験している方のなかで多くおこる「幻肢痛」という痛みも存在します。
幻肢痛とは
切断した部分が存在しているかのように錯覚して痛みを感じる
存在しない部分が痛むので、確実な対処法が存在しないのが難点であります
そして幻肢痛はいつ起きるのか・どんな場面でくるのかも人によって様々であり、予測も難しいです。
そんな中で起こりやすい場面が何個かあります(ゆうきの場合)
・体調不良になる時
・気候が変わるとき
・切断部分に不調があったとき(褥瘡・炎症)
・体調不良
発熱などが起こる直前あたりから幻肢痛が発生
針で刺される感じの痛み(連続でくるときも)
発熱がピークの時が幻肢痛もピークであり、痛みは連続して発生します。
・気候が変わるとき
気温や気候が変わるときに痛みが発生
特に湿気が多い梅雨時期、寒さが増える秋、冬に多くあります。
・切断部分に不調があったとき(褥瘡・炎症)
切断部分に褥瘡(床ずれ)や床ずれが原因で炎症が起きて発熱し、幻肢痛が発生してきます。
実際に痛みの大小も違い、痛みが大きすぎると痛み止めを飲むこともあります。
痛み止めを飲む程になれば、痛みは連続で発生しており、痛さも最大になっているので我慢することもありません。
脊髄損傷や頸椎損傷のかたでも似たような症状があると聞きました。
・指を曲げている感覚はあるが実際には曲がっていない
・断続的・連続的な痺れ
これは、どの人にもいえることですが・・・
それぞれ症状が違うので参考にしていただけたらと思います
確かに幻肢痛は、比較的多く聞かれる症状ですが、なかには幻肢痛が発生しない人もなかにはいるのも事実です。
「絶対ある」ともおこらないし、「絶対にない」とも言えない。
可能性があるかもという感じでかまえてもらうと丁度いいでしょう。
「感覚」を具現化して伝えることが一番難しいです。
感覚は人それぞれちがうので、感じ方・捉え方ももちろん違う。
そうしたら対処法も当然のように変わってきます。
自分も幻肢痛がきた時には、1回1回身体が反応して「ピクッ」と動きます。
身体が反応することに「なんだろう」と思うかもしれないでしょうが、優しい無視で構いません。
そっとしておいてあげてください。
なりたくてなっているわけではないのです。
「幻肢痛」という言葉をこれを機に知ってくれると幸いです。
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