僕にとってのお父さん・お母さん
お父さんと書いてありますが、今回は「両親」として進めます。
この言葉は、ある難病になったお父さんに対して、お子さんがお父さんの前でいった言葉です。
ベッドで寝たきりになり、医療ケアが欠かせないお父さんですが、会話は、キーボード操作と文字盤で行う。
家族との会話も楽しんでいるようで、みんな笑っていた。
お子さんには、必死に生きようとする姿がかっこいい・すごいと映っているからこその「かっこいい」とでたのでしょうか。
それに「普通」という文字がついたのがまた興味深い。
子は親を選べないというように、この子の親は「障がいをもつ」親、いつもベッドに横になっている親。
それは、「事実」であり、間違いではない。
けどそれが「日常」であり、いつも見るから「普通」なのである
だから「普通のかっこいいお父さん」となるでしょう。
普段を知らなかったら「頑張ってるお父さん」とか「偉いお父さん」みたいな感じの言葉になるんだろうな。
・頑張ってるからすごい
・できて偉いね
ではなくて「この家族の中では日常」になるんです。
キーボードや文字盤での会話は、「すごい」ではなく「これならできる」であり、「日常会話」なんです。
会話以外にも「食べる」「入浴」「寝る」の中にも、自分ではできないから周りの助けを借りることが多いと思います。
それがその家族の日常であり、この子のお父さんの「普通」である。
普通に生活しているのを周りが過敏に反応すると、相手も気になりだすし、嫌な思いをするかもしれません。
そっと見守ってあげるのがいいのではないでしょうか。
この「普通」というのは、その人・家族によって違いますが、普通に生活するというのは、ありがとうなのです。
この子にっとての「お父さん」は普通のお父さん。
お母さんも普通のお母さん。
この子のご両親は、この「お父さん」と「お母さん」です。
どんな姿形になってもこの子のことを愛しています。
自分も「普通にすごいお父さん」と呼ばれるように日々生きようと考えさせてくれました。
「普通」に頑張っていこう!!