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コミュ障で社会に適応していない私が今までの人生を振り返る壮大な自分史(12)
全国大会編第2弾!!
エコノミクス甲子園トータルで考えると第何弾になるのか分かりません。
エコノミクス甲子園は人生の中でピークと言っても過言ではないくらい大きなイベントなので、書きたいことを思いのままに書き連ねたら膨大な分量になりました。
今回は、決勝大会の様子をかけるところまで書いていきたいと思います。
いよいよ本番
2日目の朝。全チームが大きめのホールに集まって、JALの方のお話を聞いていました。内容は覚えていませんが、早稲田や慶応義塾の付属校、さらには灘高校の生徒と一緒にJALの偉い人の話を聞いている状況に酔いしれていました。
プレゼンのお題はJALとコラボする企業を探し、互いのメリットを説明しろという内容でした。
4チーム8人が1つのグループを作り、協力して発表資料を作成します。チームは前日くじで引いたアルファベットで決められました。
自分たちのチームには1年生が後輩も含め2人、2年生が5人、唯一の3年生が私という構成でした。茨城代表のチームが2年生と1年生で出場しており、先輩後輩で出るチームがほかにもいるんだなと意外に思った記憶があります。
自己紹介で唯一の3年生と判明しましたが、他チームにリーダーシップの取れる2年生がいたためその子に仕切り役を任せ、自分は書記という役割に収まりました。
グループ発表があることを知っていたため、事前に図書館でプレゼンにまつわる本を借り、会場に持ち込みました。
資料の作り方に関する内容でしたが、自分はほとんど資料作成にかかわることができなかったため、結局発表に生かされることはありませんでした。
加えて内部監査に関するアイデアを出そうとその分野の本を持ち込んだのですが、当然これも役に立つことはありませんでした。
自分は書記をこなしつつ積極的に議論に参加しましたが、考えが浅くチームの役に立つことはできませんでした。
アイデアは無難な感じでまとまり、リーダーシップを発揮した2年生の子がプレゼンを行いました。
発表の点数は全体の真ん中くらいだったと記憶してます。
プレゼンに関して記憶があいまいなのは、ここであまり活躍することができなかったからだと思います。高3の時には徐々に主体性を発揮するようになっていたと思いますが、全国大会という大きな場面だったのと実力不足だったのがあいまって、後半は議論にあまり参加できずに時間が過ぎてしまいました。
プレゼン大会が終わると、行先も告げられぬままバスに乗せられます。
隣にいた相方と時間的に夕食ではないかという話になりますが、緊張であまり会話が弾みません。
15分ほど走ったのち、大きなホテルに到着し、料理が並べられているパーティー会場みたいな場所に通されました。
歓迎パーティ―と体調不良
こういった会場でパーティーに参加したのは初めてなので、何がなんやら分かりませんでした。銀行や証券会社、保険会社等のすごそうな肩書きを持った人が何人かスピーチをします。
その後に地方大会の様子をまとめたVTRが流れたときには、嬉しさや感動といった感情がないまぜになって、訳の分からない変な気持ちになりました。涙ぐみそうになっている私の姿を見て、体調が悪いのだと思ったスタッフの方が声をかけてくださいました。その時は問題なかったのですが、料理を食べ過ぎたせいか本当に体調が悪くなったような気がして、パーティー会場を抜け出しました。
その時に、スタッフとして参加していたラサール高校のクイズ王と握手していただきました。パーティー会場がビンゴ大会で盛り上がっている裏で、テレビで見たことのあるクイズ王が私の体調を気遣ってくれているという奇妙な状況が生まれていたのです。
結局、あとからタクシーで帰ることになりました。「領収書を高校に出しといてください」という意味不明な言葉を言った覚えがあります。
とにもかくにも、体調がすぐれないまま3日目を迎えることになりました。
普段は意識的に主体性をもって行動できても、大事な場面になると素が出てしまい、一歩が踏み出せなくなります。学校の委員会では自ら委員長に立候補できるにも関わらず、エコノミクス甲子園の議論の場では消極的になってしまい、議論を人にゆだねてしまったのです。大事な場面では置きに入ってしまう癖はアクセンチュアのグループディスカッションでも発現します。 大事な局面でこそ、決定権を他人にゆだねて責任を逃れずに、主体性な決断ができるようになりたいものです。
続きは次の記事で書きます。
エコノミクス甲子園編が次の記事で完結しますように……。