日本初の「サウナ」と「オリンピック」の意外な関係
日本で初めてのサウナ、そして広く普及した裏にはオリンピックととても深い関係がありました。
「サウナ」の発祥の地と言えば、フィンランドです。
「サウナ」は英語でもフランス語でも、アラビア語でも通じるほど「サウナ」は世界中で知られています。
この「サウナ」が、日本だけでなく世界に広がったとされるエピソードがあります。
人口わすが550万人ほどのフィンランドが、オリンピックの陸上競技でコーレマイネンという選手が2大会で何と4つの金メダルを取ったり、さらに、ヌルミ選手は3大会で9個の金メダルを獲得したのです。
1924年パリ大会の金メダル獲得数では、フィンランドはアメリカに次ぐ2位となり、どうして、ここまでメダル大国になったのか一躍世界の注目を浴びました。
当然、日本からも視察に行ったそうです。
その後、日本初の「サウナ」の本格的な施設は、東京銀座で昭和32年に登場しました。
この「サウナ」を開設したのは、オリンピックに出場したクレー射撃の選手。
1956年のオーストラリア・メルボルンオリンピックしたこの選手が、そこで日本の蒸し風呂によく似た施設を見ました。
特に、フィンランドの陸上の長距離選手たちが、スタミナ回復のために利用していることを知り、独自のやり方で日本で「サウナ」を始めることを思いついたそうです。
これが、日本初の本格的なサウナとされる施設となったのです。
1964年の東京オリンピックでは、選手村に置かれ日本での認知度も上がり普及していったとされています。
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