船旅「クルーズ」ことばの由来に海賊が関係する!?
船で旅をする「クルーズ」は憧れですよね。
特に、何カ月もかけて世界中を巡る世界一周クルーズは、一度は経験したいものです。
「クルーズ)」といえば、「レジャー目的の船旅」のことを表すのですが、そんな船旅が一般化した19世紀以降のことです。
もともと「大きな海を横切る」という意味で使われていたのですが、その元となったのは16世紀頃のオランダ語「kruisen(クルイセン)」で海をジグザグ航行することを表した言葉でした。
さらに語源をたどれば、語源をたどるとラテン語の「crux(クルクス)」ですが、16世紀頃に海を縦横無尽に航海していた人たち「海賊」たちは、「crux(クルクス)」からオランダ語になった「kruisen(クルイセン)」という言葉を使い、その意味は「海賊が獲物を求めて、海の上を縦横無尽に駆け巡る」というものでした。
海の上を縦や横に動くイメージと重なるのは「十字架」。
英語では「cross(クロス)と」ですが、これも「クルクス」が語源です。
ですから、「クルーズ」と「クロス」は語源が同じなのです。