
【書評】お金の哲学 (超初心者がやっと一歩踏み出しました)
こんばんは。べー子です。
今日は、2025年のテーマである財産形成に向けて
知識ゼロの私が、まずは全体感を掴もうというところで
読んだ本をご紹介します。
株投資について NISAは儲かる?
本当に恥ずかしながら、私は株投資をしていません。
いつも同僚と飲んでて話題に上がった際、ついていけなくなります。
なので、私が知り得た情報は初歩の初歩かもしれませんが、
忘れないようにメモとして記載します。
まず、大前提として、
株投資で儲かるのは上位5%のみであると述べられていました。
また、NISAは株投資で儲かったものに対して非課税というだけで、
決して損した場合の責任を取ってもらえるものではないということです。
それを認識した上で投資する場合、
PER(株価収益率)とPBR(純資産倍率)の確認が大事、ということですが…
何この記号…><とあうことでChat GPTに聞いてみました。
▼PER(株価収益率)について

ちなみに、具体例を知りたくて追加で下記質問しました。


▼PBR(純資産倍率)


PBRに関して、東証は特に1倍を下回る銘柄について『株価対策』を要求し、企業もそれに応えようとする為、東証上場企業で長期でマイナスを出す可能性は低いと著者では記されています。
そして、上記踏まえ著者が推奨している株は2つ。
1つは、アメリカの投資信託を利用すること。
アメリカは個人の投資が積極的な投資大国であり、投資家の意識が向いている分、
運用者側の危機感も強い為、運用成績がマイナスということは起こりにくいとのことです。
もう1つは、日本の商社株。そもそも商社は日本独自の企業体のようで、
あらゆる業界を牛耳り、時代に合わせて見込みのないサービスは捨て、チャンスがあるところに入り込むという柔軟な動き方ができる為、リスクが少ないということです。
また、非常に納得したのは、ソフトバンクや楽天といった一代で築かれた大手企業とは違い、後継者リスクが少ない、最悪代表が悪ければ変えれば良いといった部分も推奨の理由としてあげられていました。
株投資に関しては、
また実践をしてどうだったかの記事を書きたいと思っており、
アドバイス等あれば是非、よろしくお願いいたします🙇♂️
不動産投資について
続きましては、私が特に気になっている不動産投資。
株投資よりも流動性が低く、土地や物件の担保もある為実際の資金力以上に社会的信用力を活用できるのが不動産投資だと思っています。
不動産投資には大きく、
土地や物件の価値高騰を利用し、買収時と売却時の差分で儲ける『フローゲイン』と、
不動産を所有し、家賃収入で収益を得る『インカムゲイン』がありますが、
こちらの著書で触れられているのは基本的に前者のフローゲインのみでした。
著者は、バブル期での成功と失敗から、下記の学びを記述されています。
✔︎基本的に、不動産の価値は変わらない
特に昨今、インフレが進む中で、貯金(現金)の価値は目減りする一方、
不動産の価値が大きく変わることはない為、現金→不動産に変えておくのはアリ
✔︎『人の行く裏に道あり花の山』
既に価値が上がっているところではなく、
今は安いが今後上がる見込みのあるものを先にいち早く決断して投資するのが大事
✔︎『本当に人々にとって良い物件か』の必要性を考える
特にアクセスの悪いリゾート系は、バブル崩壊で10分の1以下までに価値が下がり、
何なら無料でも買い手がつかないという事態になった。
お金と縁を持つための習慣
著者は、お金を守る為の技術的な面のみならず、
姿勢や習慣についても言及されていました。
その中でも特に共感し、今後も徹底しようと思ったのは下記二点です。
①即レス
もう当たり前の事だと思うのですが、私にはグサッと刺さりました…。
生成AIなどが当たり前に使われる時代になり、リアルタイムで情報が次々とアップデートされる世の中になってきたからこそ、数秒単位でのレスの速さが、その後の緊急の仕事の受注有無を分ける、ということです。肝に銘じます。
②心付け
何かを人に依頼する際に、数百円のお菓子でもいいから渡そうといった内容が記載されていました。これ私も本当によくやります。そして、実際に何倍にもなって返ってきています。
人は結局心で動く生き物だと思います。
だから、物に限らないとは思いますが、
『与えられる前に与える』
『1つお願いをする際には、先に2つ相手のお願いをきく』
といったことが大事だと思います。そうする事で、ギブ精神の相乗効果が起こるんだと思います。
最後に
投資する ということは、
結局は誰かの未来の為に自分から先にgiveするということではないでしょうか。
相手は見えづらいですが、株投資はもちろんその企業の未来の為に、
不動産投資はその土地があるエリアの未来の為に、行うものなのでは?と思い始めたところです。
そしてそれは、日々の生活での周りの人との関わりにおいても、
先述の心付けのように、同じことが言えると思います。
本書には、『人の為に使うお金が、巡り巡って財産形成に繋がる』といった内容も記載されていました。勿論誰でもかんでもという訳ではないですし、限られた資金を充てるので取捨選択は必要だとは思います。ですが、数字的な判断の他に、どんな未来の為に投資したいか考えておくことも大事だなと考えさせてくれる著書でした。