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【雑記】友とコーヒーと嘘と胃袋

世の中には、十分に信じられるものと、あきらかな嘘と、その中間の3つがあって、この3つめ、つまり「嘘か本当かわからないもの」が、あまりにも多すぎると思うんです。

あまりにも、です。
ほぼ全部そうかもしれない。

たぶん人類史ずっとそうだったんでしょうけど、特に現代はネット社会だから、よく分からん情報がドバドバ流れ込んでくる。蛇口全開で。

これは疲れるから、デジタルデトックスでもしてみようと考える。
だけどこうも生活基盤にネットが食い込んでしまうと、毒素だけを抜き出すことももう難しいわけです。

だからまあ、うまく付き合っていくしかないんでしょうね。
この大量の、「嘘か本当かわからないもの」たちと。

最近は論破ブームの影響か、「世の中の真偽をすべて見抜いてやる!」と息巻いて、怪しい情報群に真っ向から対峙して、結果的にずっと怒ってる、みたいな人をSNSでよく見ます。

真正面からカチ合ってもいかんわけです。
無限地獄で精神をやられます。

もうね、いなす!いなすしかない!

だけど加減が難しい。


そんなことを考えている中で、高校時代によく聴いてたミスチルの歌詞が、大外を回り込んで今の僕にブッ刺さってきました。

そう僕の今年の運勢はとてもいいんだなぁ
くだらないB級雑誌に書いてあったけど
信じる事の出来そうな位のかわいい嘘は
なるべく信じてみることにしたんだから

Mr.Chirdren『友とコーヒーと嘘と胃袋』(2000年)


嘘か本当か、考えすぎると疲れます。
だから、何かが仮に嘘だったとしても、そんなに大事でもなく、またそれで気持ちが楽になるんなら、難しく考えずに受け入れてみたほうがいい。

桜井さんが語る「信じてみる」スタンス、まさに今の時代にこそ必要かもしれない。


そこでまず僕は、ダイエットコークを一旦信じてみることにしました。

メーカーは「太らない」と言ってる。
いろんな人が「そんなわけない」と言ってる。

どっちが正しいかは分からない。
分からないけれど、こんなアホみたく熱い夏の夜には、太らないという言い分を信じてグビグビ飲んでしまうほうが、まあ気分は良いわけです。

そういう感じで、都合良くやっていこうかな、と。

おみくじの大吉は信じる。大凶は信じない。
MBTIテストは、まあ都合のいいときだけ信じる。

受けて、いなして、にゅるにゅるとタコのように現代を生きていこう。



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