広島電鉄の面白い信号
広島電鉄には路面電車ならでは、
ひろでんならではの面白い信号があります。
1.路面電車の信号について
自動車の信号の矢印信号は緑色ですが、
路面電車は黄色です。
間違えると大変なことになります。
広島では必須の知識です。
2.土橋電停西の信号
土橋電停のすぐ西には通常ない信号があります。
宮島線の長い電車が交差点を左に曲がって
土橋電停に止まります。
そうすると、十字の信号が点滅します。
これは、電停がいっぱいなので、
交差点を曲がらないようにという信号です。
3.的場電停の不思議な信号
5号線比治山線の的場電停にはこんな信号があります。
広電広島駅の1・2・6号線用ホームは降車用ホームが
2面あり、乗車ホームが左奥にあります。
ちなみにトランルージュがちょうど入ってきたときの写真です。
一方、5号線比治山線用ホームは降車・乗車兼用ホームが一面です。
つまり、広島駅に5号線の電車が止まっていると、
新たに電車が入ることができませんが、
的場から本線に入ってしまうと、広島駅まで行くしかありません。
そのため、的場電停から広島駅のほうに入ってこないようするための
信号があるのです。
2025年に駅前大橋の高架ができれば、的場電停ごとなくなります。
(※勘違いでした。的場電停は新設される環状線の電停になります。この信号はなくなると思います。)
4.紙屋町東電停
バスセンターとそごうが見える紙屋町交差点
ここにも不思議な信号があります。
この黄色いSの字、数秒間消えていて、その後数秒間点滅して、
数秒間点灯、これを繰り返します。
この写真では昼間に珍しく広電に2両しかいない旧神戸市電の582号が
曲がっていきました。
これは、電車が交差点を曲がるときに、
信号のタイミングがつかめるようにしています。
地下街シャレオができる前は紙屋町交差点には横断歩道があり、
歩行者用信号でどのタイミングで曲がれるか予想できましたが、
今はありません。
横断歩道なき今、消灯が歩行者=青、点滅が歩行者=黄、
点灯が歩行者=赤と、タイミングを電車に教えるようになっています。
路面電車ならではの面白い信号たちでした。
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