好みのワインを見つける方法 その1
転勤をきっかけに贔屓の店が出来るまでを書いてきました。
それでどうやったら主体的にワインを選べるようになるか、というと料理もお店も「あ、なんか好きだな」とか「ん、なんか気になる」そういう自分の気持ちを貫いていくことです。
貫くというとちょっと硬い感じになりますが、感情・感覚に任せてそれらをたどっていけば、自然と情報や好みなワインが集まってくる、つながる様になって来る、ということです。
例を上げればキリがありませんが、前回の記事で僕の中でのNo1のお店T。そこのオーナーさんが喫茶風の洋風居酒屋みたいなお店Hを紹介してくれました。行ってみるとHには、店内にあの幻想的なエミール・ガレのレプリカのランプが吊り下がっていました。
Tのオーナーさんに「ガレが好き」、とは話したことはありません。でも、そこのお店のオーナー夫婦も店の雰囲気もとってもいい感じで、家の近所だったこともあり、ちょこちょこ足を運ぶようになりました。
贔屓のTというお店から、これまたお気に入りになる店Hを紹介してもらった。これは「好き」を重ねて行ったからだと思います。Tには4〜5年かけて通っていたので、僕のメニューのオーダーや会話から僕が好きそうなモノ、コトをオーナーさんやスタッフが読み取った、感じ取った結果ではないでしょうか。
こういう幸せな繋がりが、また次の発見や出会いにつながっていく。僕が飲食業が好きな理由もここにあります。