40代音楽好きが今まで見たライブを振りかえる (90年代、サニーデイ、遠藤賢司など )

48歳の音楽好きのおじさんです。
今日は、自分の昔の記憶をたどって、ライブの思い出を振り返りたいと思います。

記憶違いがあるかもしれませんが、
「俺もそのライブ見たよ!」って方がいたら、ぜひコメントください。

1996年11月 明治大学 サニーデイ・サービス

セカンドアルバム『東京』でブレイクしたサニーデイ・サービス。
当時、渋谷のクアトロでのライブが即完売するほどの人気でした。
ちょうど文化祭シーズンで、明治大学でのライブに行くことができたんです。
友達がチケットを取ってくれて、当時の明治大学ではオルタナティブというか、渋谷系のおしゃれなバンドがよくライブをしていた印象です。

あの頃は、チケットぴあのショップに行って、直接チケットを予約するのが一般的でした。懐かしいですね。

当時、大学生だった僕はサニーデイ・サービス一筋でした。

期待通りのライブで、
セットリストはファーストとセカンドの曲が中心でした。このあとすぐにサードアルバム『愛と笑いの夜』がリリースされるのですが、「JET」や「白い恋人」は先行して演奏してくれました。「湖畔の嵐」もやっていたと思います。

サポートのキーボードは、宇佐美さんと高野さんの二人だったと記憶しています。

丸山くんのドラムは直球でゴーストノートが少なくシンプルなスタイルですが、そのシンプルさが逆にサニーデイの色を引き立てていたと思います。
もしあれが林立夫さんのようなタイトなドラムだったら、あの時代のサニーデイのオルタナティブ感は出なかったんじゃないかと。
曽我部さんの声も脂が乗っていて、ギターもシンプルながらも印象的なフレーズが多く、素晴らしいライブでした。

1996年 赤坂ブリッツ PLAGUES

90年代中盤、日本のオルタナ系というか、渋谷系的な音楽が好きだった。PLAGUESもそういうカテゴリのバンドだったと思います。
当時、まだベースの岡本さんも健在でした。ルックスが良かった。

PLAGUESは、音的にも70年代のウエストコーストロックに傾倒したサウンドで、当時、夢中だった。

多分、アルバム的には、SENTIMENTAL KICK BOXERの頃だったと思います。

PLAGUESは、ドラムの音がいいんですよね。
70年代ぽいゴーストノートがたくさん入っている色気のある感じで。

ちょっとだけ残念だったのは
あの時代のPLAGUESは、グランジやメタルとかの志向が強く、深沼さんのギターの音が歪みすぎてて、会場でグワングワン回っていて、歌があまり聞こえなくて、全体的に音のバランスが悪かったです。
(そういうのが格好良かった時代だったのかもしれませんが)

まあそれを差し引いても、PLAGUESかっこいいですけどね。今は赤坂ブリッジってないですよね?

1995年 吉祥寺曼荼羅 高田渡 4月?

大学生になったばかりの頃、70年代の日本のフォークにかなり傾倒していました。
はっぴいえんどや遠藤賢司、高田渡などはまさに神でした。
なので高田渡のライブにも足を運びました。

当時、高田渡はスランプの時期だったと思います。
ライブの開演時間になっても泥酔して机に突っ伏して起きられず、スタッフが無理やり起こして、20分後ぐらいにようやく演奏が始まりました。
おそらく酒を飲みすぎたのか?ギターを弾く指があまり動かなかったのか。サポートメンバーにかなり助けられていた印象です。

(その後、何度か高田渡のライブを見ましたが、そのようなことはなく、歌もギターも素晴らしいパフォーマンスでした。)
まあね。それでも、高田渡は最高でしたが。

たぶん「生活の柄」や「ミッドナイトブルース」、「ゼニがなけりゃ」などを演奏していたと思います。

高田渡が机に突っ伏して寝ている姿なんて、
普通は見られない光景ですから、とても貴重な体験できたと思ってます。

1996年 11月  遠藤賢司、サニーデイサービス 渋谷クアロト

会場は渋谷クアトロだった。

参考
https://enken.com/museum/rekishi/1996.html

当時、波に乗っていたサニーデイ。
曽我部さんがリスペクトしてやまない遠藤賢司(エンケン)の対バン。
曽我部さんは雑誌などのメディアで70年代のURC系のアーティストを推していた。(曽我部さん発信力あった)

時代的に70代のリバイバルブームみたいのがきていて、サニーデイファンの当時20代ぐらいの若い世代にもエンケンが聴かれていたんだと思う。

サニーデイとエンケンか?これはいくしかないだろ!と思い、ライブに足を運ぶ。チケットも4000円前後で安かったし。

出演は、サニーデイ→エンケンの順番だった。
サニーデイのメインのつもりで行ったのだけど、
エンケンは衝撃的だった。凄すぎてサニーデイの演目がどうだったかは覚えていない。

当時エンケン50歳ぐらいだったのか? 
オレンジのアンプを背負って、爆音でギターを鳴らす。
ギター一本でも轟音のロックができいるんだと思った。叫びながら歌うパフォーマンスはすごかった。
エンケンのバンドはカレーライスというバンドで、
ギターがフラカンの竹安さんだった。すごいかっこよかった。
サニーデイの演奏も良かったけど、エンケンの演奏の説得力で、格の違いがあった。
今でもあのパフォーマンスは覚えている。
エンケンのようなすごいロックンローラーは今後もう現れないと思う。

すみません。このライブの記憶を呼び起こす作業、かなり楽しいです。

次回も、ライブの思い出書いていくので、
おじさんの思い出話を聞いていただければ嬉しいです。


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