URC系アーティストについて(前編)はっぴいえんど、遠藤賢司、岡林信康、ジャックス、


こんにちは40代おじさんです。

ここ最近は90年に行ったライブの思い出を語ったのですが、
前回の記事
https://note.com/carlosmasa/n/n96f7024953dd

今日は、URC系のアーティストについて語って行こうと思います。

URCとはURC(アングラ・レコード・クラブ)のことで、
日本のインディ・レーベルの先駆けとして1969年に発足
https://www.110107.com/s/oto/page/URC?ima=3121
高田渡、遠藤賢司、五つの赤い風船、加川良、はっぴいえんど、岡林信康など所属していて、
何枚かレコードを出していました。

90年代の 70年代リバイバルブームで、日本の70代音楽ロックにハマりましたが、
特にURC系アーティストにハマりました。

はっぴいえんど
今では、言わずと知れたはっぴいえんど。
今は、日本のビートルズみたいな存在で、音楽が好きな人に名前を出せば大体知っているとは思いますが、
90年代は、マイナーな存在だったと思います。
特に、90年代は洋楽信仰みたいなのがすごくて、基本、比較するときに邦楽<洋楽になりがちでした。
自分は、大学のサークルで、ずいぶん布教活動をしました笑。
聞かせた人は、2割ぐらいは理解してくれたと思います。
まあ今聞いても、ユニークな音楽ですよね。あと曲は抜群にいいと思います。
だって当時は無名だったにせよ、1つのバンドで、
松本隆の詩、細野さん、大滝さん、鈴木茂が作曲して歌ってるバンドですよ。
演奏の独自性がすごい。
松本隆のドラムもうまくはないですが、面白いドラムを叩いていました。

やっぱり今聞いても自分の中のナンバーワンバンドですね。
今となってはフォロワーもたくさんいますが、
誰も真似できない独自な音楽をやっているなと感じます。

2014年に松本隆主催のライブイベントがあったのですが、

ジャックス
ジャックスもはっぴいえんどと並んでハマったバンドの1つ。
はっぴいえんどと同じく、元祖日本語ロックとして語られることが多いバンドです。
時代的に、はっぴいえんどや吉田拓郎とかちょっと前の60年代後半のGS期ぐらいの音。
バスドラとベースの絡みが重要視されていない様な感じの音で、エレキギターのエフェクトもファズぽい荒削りな音が主流な音です。
今聞いても、ユニークなサウンドであり、ゆらゆら帝国もかなり影響受けたと思われます。フロントマンの早川義夫は当時のガロの漫画が好きだったと言っていたが、つげ義春の不思議で気持ち悪い雰囲気を彷彿させるサイケな音楽になってる。
演奏に説得力のある骨太なロックサウンドに仕上がってる。マリアンヌはとにかくすごいのでぜひ聞いてほしい。早川義夫のボーカルも狂気と殺気に充満している声で、木田高介の変態ドラム、水橋春夫の変態ギターが素晴らしい。木田高介はマルチで、ビブラフォンとフルートもうまい。
ジャックスは、今サブスクで聴ける。海外のサイケロックファン、変態ロックファン、変わった音好きにも、聞いてるんじゃないかと思う。

岡林信康
岡林さんの音楽、詩は基本プロテストソングなんで、時代を感じてしまうのですが、(あの60年代後半のの学生運動の雰囲気がたまらないのですが)
見る前に跳べ、その時代のライブ版のはっぴいえんどは演奏は、はっぴいえんどのロックサイドの演奏が堪能できるんで、基本最高。

自由への長い旅は、岡林+はっぴいえんどの中でも最高傑作だと思います。
https://www.youtube.com/watch?v=NiMZZUoLwAY
松本隆のドラムのベストプレーなんじゃないかと思います。岡林さんのボーカルもパワフルで素晴らしいです。

遠藤賢司
初期の3枚、NYAGO、満足できるかな、嘆きのウクレレは最高で、日本のロックを語る上で絶対に外せない。はっぴいえんどの演奏もかっこいい。
エンケンほどハードフォークという言葉が似合う人はいない。エレキギターで変態的なプレーをするジミヘンのようなアーティストはいますが、フォークギターで変態的なプレーをする人は、エンケンしか思い浮かびません。
歌もボソボソと歌ったり、叫んだりこんな歌い方をする人も、なかなかいません。
90年代のエンケンは50代だったと思いますが、すごい油の乗っていた時期で、現役感がすごかった。あの時代にエンケンのライブにいけたのは貴重だった。

友部正人
友部正人は、サウンドよりも詩の方が先行していて、
半分ぐらいポエトリーリーディングのイメージが強い。こんなに詩によってる音楽は、自分はそんなに聞いたことがなかった。
初期の大阪へやってきた、にんじんは、大学のときによく聞いた。
フォークの弾き語りって、ほのぼのとして牧歌的なイメージになることが大半なんだけど、友部正人は、攻撃的で殺気立ってる。20代前半にはあの殺気だった感じ、自分の心情にマッチした。
今でも、一本道は、あの中央線沿線の雰囲気を彷彿させるなと思う。

金延幸子
金延幸子は「み空」一枚のアーティストなんですが、
「み空」は、日本の音楽の金字塔アルバムです。
あと、大滝さんのプロディース、はっぴいえんど演奏しるシングルもあります。
「み空」は細野さんプロディースが効いていて、URCの中でもかなりオシャレな仕上がりになっている。細野さんのエレピとベース、林立夫のドラムがかなり効いている。1曲目と2曲だけでも、十分かっこよさがわかる。
本人の歌声も素晴らしい。

書いてて思ったのが、20代はずっと変態に憧れてたんだな。自分が変態じゃないので変態大好き。

今日はこの辺で。

後半に続く。
次回は、西岡恭蔵とかはちみつぱいとか書こうと思う。



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