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【2日目】サンティアゴ・デ・コンポステーラ巡礼ポルトガルの道 Vila Chã→Póvoa de Varzim お菓子の国ポルトガル
2023/05/19(金) 6:00 6時起床。周りの人も動き始める。僕はキッチンに行き、湯を沸かし、カモミール茶を飲む。その間に20床とエクストラベッドの人たちはみな旅立っていった。6時台に出るのは気持ちよさそう。 8時半まで粘って日記を書く。銀行でお金が下ろせなくて困っていたのだが、ふと思い立ち、海外での現金引き落としができなくなっているのではないか? と調べてみることにした。コールセンターに電話してみると、確かに現金の引き落としはできない事になっていて、この電話で
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【3日目】サンティアゴ・デ・コンポステーラ巡礼ポルトガルの道 Póvoa de Varzim →Marinhas それ食べ物じゃありません
2023/05/20(土) サルガッソ、それ食べ物じゃありません 6:45 まだ寝ている人に気を使いながら、身支度をして巡礼宿をでる。鍵をボックスにドロップして勝手に出ていくスタイルだ。 7:40 海岸で仕事する人に話しかける。サルガッソSargaço干しをしてるのだそうだ。用途を問えば畑にまいて肥料にするのだという。濡れたままのと乾いたのとを見せてくれた。これは昆布かな? ワカメかな? 日本人の悪い癖で食べられるのか咥えてみたら、食べるものじゃないとたしなめられた。
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【4日目】サンティアゴ・デ・コンポステーラ巡礼ポルトガルの道 Marinhas→Viana do Castelo あなたの心お届けします
2023/05/21(日) 早起き? 成り行き? 5:20 起床、6時出発。早起きは苦痛ではない。すこし肌寒いがやがて暖かくなるだろう。 だいたい50代という年齢からも早起き傾向なのだが、それを差し引いても、宿では疲れた体を横たえるだけで、遅くまで起きている理由もないので必然、早起きになる。 海岸コースをたどってきた巡礼の道は、ここでしばし内陸にその行く先を向けた。 6:00 Marinhas→7:00 Belinho→8:40Castelo do Neiva→10:
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【5日目】サンティアゴ・デ・コンポステーラ巡礼 ポルトガルの道 Viana do Castelo→Vila Praia de Âncora 旅人は進み、とどまるネコは仕事をする
2023/05/22(月) 6:00 昨晩は夜中の1時に目を覚ましてそこから眠れなくなってしまった。時差ボケのせいか、お酒のせいか。頭も痛くてこれはなんとか休息と回復の手段を取らねばならない。とにかく次の宿はインターネットでの予約も受け付けてくれたので、のんびりたどり着けばいいかという目論見を持つ。 身支度を始めると、同室のアリソンがその僕に気が付き、声をかけてくれた。アリソンは70代の米国人女性だ。「実は眠れなかったんだ」と言ったら、「知ってた。ずっとゴソゴソとしてもん
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【7日目】サンティアゴ・デ・コンポステーラ巡礼ポルトガルの道 Vila Praia de Âncora → Vila Nova de Cerveira 渡し船の誘惑
旅ファッションに迷いはあるか 6:30 6時半起床 バックパックを詰めなおす。毎日やっているのに、まだ定まった形がないが、一昨日辺りからカメラバッグ(ミニ)を首掛けにして前に提げ、風呂敷サコッシュの中に入れてしまう方法で行ってみる。前に掛けるものが多いのだが、重いカメラを前にして、すぐ取り出せるようにしたのと、前後の重心のバランスを取ってみる。 台所で昨日買った食材でサンドイッチを3つ作る。ザ・タッチこと双子のドロとレベッカに別れを告げる。 あれ? 二人は昨日、出発し
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【8日目】サンティアゴ・デ・コンポステーラ巡礼ポルトガルの道 Vila Nova de Cerveira → Tui 巡礼怪談
2023/05/25(木) あるイギリス人がリタイア後にアルベルゲを始める話 7:30 冷蔵庫のタマゴとトマトを使ってオムレツにして食べる。宿の冷蔵庫にあった食材を使わせてもらった。この辺には商店がないので、そういう心遣いも感じられる。これも使った分だけ払ってくれというスタイルだ。 昨晩はもう一泊もありだなと思っていたが、目が覚めてみると、歩いて前進したくなっていた。 ただその前に、聞いておきたい事もあった。宿の主人ローレンスの人生についてだ。折よく、彼が現れたので、
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【12日目|前編】サンティアゴ・デ・コンポステーラ巡礼ポルトガルの道 Padrón → Santiago de Compostela 道が終わるところ
2023/05/29(月) 奇跡を起こす泉 6:45 朝のキッチンでパンを食べ、身支度をした。今日この時間にここにいる者の多くは巡礼者で、これから歩いてサンティアゴ・デ・コンポステーラの大聖堂まで行く者たちだ。居合わせたイタリア人、ドイツ人らに別れを告げ、出発。 国道N-550号線にそった村々の中を通っていく。おおきな道には出ないで農村の小径を行く。主にブドウ畑だ。 8:00 昨日は雨だったので、洗濯物が乾かず。今朝は晴れてはいないが、雨でもない。そこで、この生乾き
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【12日目|後編】サンティアゴ・デ・コンポステーラ巡礼ポルトガルの道 Santiago de Compostela 旅の終わりに
前編はこちら 【12日目|前編】サンティアゴ・デ・コンポステーラ巡礼ポルトガルの道 Padrón → Santiago de Compostela 道が終わるところ 最後の巡礼宿 いったん大聖堂前広場を後にし、宿を確保しに行くことにした。 15:20 トロンパス通りRua das Trompasを下ると、ワチャワチャと放課後の子どもたち。品の良さそうな子どもたちと横付けされるお迎えの車。名門校でもあるのだろう。制服の女子が戯れている。芝生の上でふざけている女の子がスカー