【全力記事!】心に橘玲という、リアリストを棲まわせる
こんにちは!みかんです。
新マガジンの6記事目です!
このマガジンは私が日々、後輩や部下の相談に乗りながら答えていることをまとめています。
ロマンチストとリアリスト
みんなはロマンチストとリアリストという言葉を聞いたことがありますか?
ネットで調べてみるとこんな感じです。
この記事の中では
ロマンチスト・・・耳障りのいい言葉をかけてくれる人
リアリスト・・・耳が痛くなる現実を突き付ける言葉をかけてくる人。
こんな風に解釈しましょうか。
この2つはどちらがいいというものではありません。
みんなに伝えたいのは、自分の中に、ロマンチストとリアリストの両方を持った方が良いよ!ということです。
ロマンチスト・リアリストはこんな風に言う
例えばお金について。
ロマンチストは
「今が一番大切なんだから、今の自分にお金を使ったらいいよ!」
リアリストは
「お金は何かあった時に必要になるから、今我慢して貯めた方が良いよ!」
例えば夢について。
ロマンチストは
「夢を追いかけるために今すぐにでも会社を辞めた方が良いよ!」
リアリストは
「準備はしているの?会社を続けながらでも少しずつできるんじゃないの?何かあった時の保険を掛けながら追いかけた方が良いんじゃない?」
それぞれこんなことを言うでしょう。
これどちらも間違っていませんよね?
若いみんなはどちらの意見を聞いたらいいのか悩みますよね?
バランスの取れる判断をするための振り子理論
このロマンチストとリアリストの意見を、自分の頭で考えるためのいい方法があります。
この記事でチラッと触れた、「振り子理論」です。
この記事ではこんなことを書きました。
社会人になりたてでお金を使いまくっていた頃が、振り子の右端だとすれば
お金を増やすことに本気だった結婚してからの約10年は、振り子の左端。
現在はお金をそこそこ使うようになってきたので、振り子の真ん中ぐらい。
今の距離感が一番心地いい。
この記事に、スガホシセイさんがこんなコメントをくれました。
振り子理論の命名者はスガホシセイさんです(笑)
バランスの取れる判断をするために必要なことは、両極を知ることです。
先ほどの記事であれば、お金を使いまくる時期とお金を使わずミニマリストのような生活をする時期。
この両極を知るからこそバランスが取れます。
ロマンチストとリアリストの両極
ロマンチストについてはそこまで考える必要はありません。
本屋さんに行って自己啓発書を数冊買ってみてください。
耳障りのいいことばかり書いてくれています。
みんなが会社で接する人たちも、比較的耳障りのいいことを言ってくれますよね。
なぜなら、耳の痛い言葉をみんなに言うことはリスクを伴うからです。
パワハラやセクハラなど、上司世代はおびえていますよね。
たまに耳の痛い言葉を言ってくれる人もいますが、それはみんなのためを思って言っているのか、それともその人自身のためを思っているのかを自分の頭で判断する必要があります。
また、耳の痛い言葉を言う人がどれだけ考えているのかという、相手の思考レベルも理解できれば満点ですね。
自分の思考レベルが低いと、相手の言っていることの裏が理解できません。
(私の思考レベルが高いかと言えばそうではないので、私にも気を付けてね!笑)
少し話がそれたので戻しますね。
リアリストを棲まわせる方法
ロマンチストは世の中にあふれかえっていると先ほど書きましたね。
じゃあ、リアリストにはどうやって出会えばいいのか。
そして、その考え方をどうやって取り入れたらいいのか。
その方法について、私は一人の作家さんをオススメしたいです。
橘玲さんです。
リアリスト側の極にいる人です。
私の人生設計の3割ぐらいは橘さんの本から学んでいます。
例えばこの本。
もともとは2002年に書かれた本です。
これは新版で2017年に書かれていますが、2002年の内容と大きく変わりません。
少し難しい部分もあるのでみんなにはおすすめしませんが、興味があれば読んでみてください。
私は昨年読み直しましたが、とんでもなく驚きました。
「この人、未来見えてる…。」
リアリスト側の極の人間は、未来をある程度見通せるのかもしれません。
私が最初に橘さんの本を読んだとき、頭が拒否反応を示しました。
正しいことを言っているような感じがするのだけれど、頭が橘さんの情報を拒否する。
そんな感じでした。
今になってわかります。
この人、きれいごと一切なしなのです。
当時の私はロマンチスト側の思考だったので、本当のことを包み隠さず書く、橘さんの文章が少し怖かったのです。
これまで見ていた景色と全く違う景色を提示される。
そして橘さんが示す景色の方が、普通の頭で考えれば正しい。
最近橘さんが若い人向けに本を書きました。
「人生は攻略できる」という本です。
本書は橘さんが若い人に向けて書いた、これまでの著作の総集編です。
めちゃくちゃ分かりやすいし、初めて橘さんの本を読む人には目から鱗の内容なので、ぜひみんなには若いうちに読んでほしいです。
私は橘さんの著書はほとんど読んでいるのですが、この本を読んでこんなことを感じました。
「当たり前のことを書いている。」
この感想を持てた自分自身に対し、少しうれしかったです。
だってこれまでは拒否反応を示していたので(笑)
たぶん、みんなが読むと違う感想を持つと思います。
でも、私の感覚が正しいのかは分からないけど、橘さんが書いていることはおおむね正しいような気がします。
そしてどれだけ若いうちに橘さんの思考に触れられるか、それが今後の人生を大きく左右するような気がします。
橘さんの本で私が人生の役に立った本リストです。
まだまだたくさんありますが、この辺りを数冊読んでみてください。
本の内容自体とんでもなく面白いですし、気づけば自分の中にリアリストが棲み始めていることに気付くと思います。
また、私が普段話していることが、橘さんに影響されてるなーということもわかると思います(笑)
リアリストを人生の早いタイミングで棲まわせると、モノの見方が変わります。
でも、リアリストだけでは人生楽しくないのです。
リアリスト側の極にいる橘さんの思考を取り入れつつ、日々のロマンチストたちの言葉に耳を傾ける。
そうやってリアリストとロマンチストのバランスを取ることで、人生楽しくなるかもしれません!
橘さんの本は絶対読んでね!(笑)