上司「繁忙期お疲れ様飲み会をしよう!」会費6000円←なんでやねん(笑)
先日同僚のAさんから相談がありました。
少しばかり毒を吐きましたがAさんにいくつかお店を紹介しました。
自分で言葉にしてみて自分で納得したのですが、なんで飲み会をしたい人がセッティングしないのでしょうか?
全部やれとは言わないまでも少しは手伝ったらいいのに!(笑)
社員をねぎらう飲み会の会費6000円
後日Aさんから部内の社員全員に飲み会の発信がありました。
ん!?
繁忙期に頑張った社員をねぎらうことが目的では!?
ねぎらわれるのに何で6000円も払わないといけないの!?(笑)
私は部内の交流を深めるために飲み会をすることに対し、やればいいと思うタイプです。
参加するかしないかは個人の自由ですし。
ただ本音と建て前を使い分けることが嫌いです。
本音では役員がみんなと飲みたい。
その本音が言えないからみんなをねぎらうという建前を使う。
これが嫌い!(笑)
飲み会の価値が低下している
私が入社したのは10年以上前なのですが、その時は会社の飲み会の価値は高かったです。
上司から飲みに誘われたら絶対に行くし、部門の飲み会の幹事は率先してやりました。
それが喜びでもありました。
今思えばマインドコントロールされてた(笑)
なぜ飲み会の価値が高かったのかと考えてみると、会社の人間関係が全てだったからだと思います。
10年前はまだ年功序列、終身雇用の考えが残っていました。
その環境下で重要なのは社内のネットワークをいかに構築するか、上司たちから好かれていかに早く出世するか、そんなところだと思います。
それがここ10年で変わってしまいました。
最近ニュースで見たのですが、2024年の新卒で転職を視野に入れている人は50%を超えているそうです。
今の会社でずっと働かないのであれば社内の人間関係を構築することや、上司から好かれることに対する重要度は下がります。
それに伴い飲み会の重要度も、もちろん下がります。
一方、重要度が上がったことは
そんなところでしょう。
部下の市場価値を高められる上司が理想
若い人たちの価値観の変化、ここから求められる理想の上司像を考えてみます。
それは単純に部下の市場価値を高められる上司なのだと思います。
部下のパーソナリティーを理解した上で得意なことをどんどん伸ばす上司、そんな人がこれからは求められそうです。
このような背景があり1on1の技術やコーチングの知識などが求められるのでしょう。
ただ、上司の皆さん、部下の市場価値を高めた結果、今の条件が悪ければ部下は転職しますよ?
部下に求められる理想の上司像を目指した結果、優秀な人間が辞めていく、その残酷な現実を管理職である私たちはどう考えればいいのか。
別に辞めたらええやん
私は成長し市場価値を高めた部下が転職しても、それでいいと思っています。
別に会社は私ではないですし。
私と部下との関係性は今後も続きますし。
転職することで部下の人生が少しでも良くなるのであれば、それは素晴らしいことです。
また優秀な若い人たちの転職が続くと、会社の偉い人たちはその現実を考えざるを得なくなります。
内心「こんなこと何年も前からわかってたんだから、もっと早く気付きなさいよ」とは思いますが(笑)
偉い人たちが焦ると会社の制度は、今働く若い人やこれから働く若い人にとって良くなります。
そこも含めて「別に辞めたらええやん」と思うわけです。
これからの時代は難しくなります。
現在管理職をしている私たちにとっても、これから管理職になっていく若い人たちにとっても。