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40歳まで1,813日。70歳まで12,770日。

数字に落とし込むと人生は短い。

これは私のスマホに入れている日数計算アプリだ。

40歳まで・・・1,813日=259週=59ヶ月
50歳まで・・・5,465日=780週=179ヶ月
80歳まで・・・16,423日=2,346週=539ヶ月

人生の残された時間を日数で考えると実感がわかないが、週や月で考えると未来がグッと近くなる。

生まれてから経過した時間を取り入れて考えるともう少し現実味が増す。


当たり前のことだが、先日35歳になった私は12,796日を生きて、これから同じ日数を生きたら70歳になる。

たぶん時間を数字に落とし込むことには何の意味もない。同じ1分でも濃淡に違いがあるからだ。

家族や友人と過ごす楽しい時間は一瞬に感じられるし、つまらない仕事をしている時間は長く感じられる。

信長の時代は人生50年。今は人生100年時代。

単純に人生の時間が2倍増えたのだが、果たして信長の時代を生きた人と私が仮に100年生きたとして、どっちが濃い人生なのだろうかと問われるとこれが何とも言えない。

そもそも濃い人生がよい人生なのかと問われると、それが正しいとも思えない。よくビジネス書などで自分の葬式を意識してみると生き方が変わると書かれていたりする。

でも死んでしまったら葬式に何百人来ようが、私のことを「素晴らしい人でした」と涙を流して語ってくれる人がいようが特に関係ない気もする。

もっと考えればよい人生とはなんだろうと思ってしまう。

このよい人生は両親や祖父母世代の価値観が反映される。20代で結婚して子どもを授かって、マイホームを買って、子供が成人したら定年退職して老後を満喫するというあれだ。

現代の息苦しさはこのレールに乗っかれない人が多数出始めたことなのだと思う。2035年には男性の3割以上が生涯独身に、実質賃金の減少や首都圏の不動産価格上昇によりマイホームなんて夢のまた夢。定年退職するまでそもそも会社があるかなんて不確実で、老後のお金の心配は増すばかり。

普通の幸せの難易度がとんでもなく上がってしまったのが現代なのだと思う。

でも私たちはよい人生という幻想を持っているので、それと比較して少し落ち込む。

よい人生に必要な要素を書いた本がある。

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この本の結論は、よい人生にはよい人間関係が必須ということだ。

だからといってよい人生を求めてよい人間関係を作ろうと躍起になっても、よい人生は手に入らないのかもしれない。

そう思った瞬間に人間関係がよい人生のための手段に代わってしまうからだ。よい人間関係は日々の小さなことの積み重ねの結果でしかないのかもしれない。でもどんな日々の積み重ねをしたらいいのかと問われるとこれが難しい。

自分がされて嬉しいことは人にもしてあげようとか、いつも笑顔でいようとか、ポジティブに考えようとか、よい人間関係を作るための手法は世の中にたくさんある。

でもどれもしっくりこないと感じる自分もいる。

一体よい人生とは、その土台となるよい人間関係とはなんなのか。

35歳になってこんなことを悶々と考えている私を見て妻はこんなことを言う。





妻「あなたやっぱりめんどくさい人だね!」


おしまい!


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