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管理ってどこまで必要?管理をしない管理職

最近、自分のマネジメントがおかしいのではないか?そんなことを思う。

私は部下が数人いる中間管理職サラリーマンだ。

私を一言で表すのであれば、「管理をしない管理職」、そんな言葉になる気がする。

今の部下たちはその環境に慣れているので、特に何も思うことがなかったが、今回は部署横断型のプロジェクトのためそう感じている。

そのプロジェクトチームは、私の下に5人チームメンバーがいる。

そのプロジェクトはネコ関連のプロジェクトである。

イベントを企画して売上を作って、保護猫活動をしている団体にお金が落ちるような企画だ。

私の中でこのプロジェクトにおいて私がやるべきことは3つに絞っていた。

①プロジェクトメンバーに強烈な猫好きの人を誘い込む

②社内会議でふわっとした情報を通してみんなが自由に動けるようにする

③必要であれば企画に必要なお金を会社からもぎ取る

現在①②は終わっているので、正直なところ成功を確信している。

新しい企画は特にそうなのだが、①の強烈な想いがある人を企画に引き入れたら成功するのだ。

その強烈な想いがあるUさん。

猫が好きすぎて自分で猫を飼うだけではなく、保護猫団体にも寄付をしていたりする。

この企画は他社や行政などとの協業が必要になるのだが、基本メンバーに任せている。

私はミーティングの場でメンバーからやりたい!と声が出たものは、基本的に全て「どうぞ!」という姿勢でいる。

周りからすれば「え…?そんなことできるの?」という、とんでも案が出たりするのだが、基本的には「どうぞ!」である。

私もできるかどうかわからない事ばかりだけど、初めての企画はやってみないと分からないことだらけなのだ。

だとしたら、やってみてダメだったらしょうがないし、良かったら儲けもの、ぐらいの気持ちで臨むのがちょうどいい。

そのUさんは想いにあふれているので行動力が凄まじい。

次々と他社や行政の打ち合わせを入れてくる。

大事な打ち合わせはUさんとしては私に出てほしいと言ってくるのだが、私としては若い子に経験を積ませてあげたいという気持ちもある。

プロジェクトメンバーの1人に私の後輩K君がいる。

K君は来年管理職の試験がある。

どの会社でも同じかもしれないが、大事な打ち合わせは上司が出て話を進めるものだ。

私のこれまでの上司もそんな人が多かった。

でも、これから出世をしたいと思っている若いメンバーは管理職になる前に、経験を積んだ方がいいような気もする。

私の場合は、それで苦労したからだ。

管理職になる前の上司が大事な仕事は全部やっていたから、それを管理職になって初めてやる仕事に対し私は苦労した。

それはそれで別にいいのかもしれないが、管理職になる前にできたのであれば、それの方がいい気もする。

今回は初めての企画でリーダーが私なので、別に失敗しようがどうでもいいのだ。

どうでもいいというと言い過ぎだが、メンバー的に70点の企画を作れることは確信している。

失敗したら怒られるのはリーダーである私だからという意味でもある。

それを80点90点にあげるための取り組みは、B君やUさんの経験値としてため込んでほしい。

やってみて上手くいかなくても、別にいいし、次の策を考えればいい。

上手くいかないことも含めて経験なので、その経験もしてほしい。

少し話を戻るとUさんが大事な打ち合わせに出てほしいと私に言うとき、私は「B君と一緒に出たら?」と返している。

Uさんは「え・・・?」となる。

Uさんの中では「大事な打ち合わせだからこそ、リーダーが出るものでしょ!」という気持ちがあるのかもしれない。

私は別に大事な打ち合わせだからと言って、上司やリーダーが出る必要もないし、やりたい人がやればいいと思っている。

どうしてもと言われれば出るが、サラリーマンは会社の看板があるので正直なところ誰が出ても同じなのだ。

誰が出てもうまくいくこともあれば、うまくいかないこともある。

だとしたら、経験を積むための場としてその場を有効活用できたらいい。

(あと、私めんどくさがり屋なので、部下たちが仕事をやってくれた方がラクできるという気持ちも80%ぐらいはある。)


管理職になる前は管理されることがウザかった記憶がある。

「あれどこまでやった?なんでやってないの?」
「この文章の言い回しおかしい」
「おまえの成長のために言っている」

管理職になってみて管理ってそんなに必要じゃないなーと思う。

※私の今の部署の場合だけかも。

結局のところ部下たちとの関係性が全てなのだ。

私がいつも暇そうにしていると、部下が「この仕事やってくださいよ!」と言ってくる。

それで「この仕事ここまで進んでいるんだー。」ということが分かる。

部下が仕事で困っているときはすぐに相談してくる。

それに対する私の返答はこうだ。

「私も分からん(笑)」

そうすると部下が自分で考えて仕事を進めてくれる。

そして、そのやり方まで私に教えてくれるので儲けものだ。



最近チームに欠員が出ている中、部下たちが仕事を頑張ってくれているので、「みんな頑張ってるからご飯奢るわ!何食べたい?」と聞くと

「ウナギ!」

と返ってきたので来週はポケットマネーでウナギをごちそうする。

私のポケットマネーが・・・。



管理職に正解なんてないのだ。

私の場合は、ウナギを奢ってみんなのモチベーションを高める、







"ウナギ"マネジメント!



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