復職したAさんが休職した。Aさんに伝えたこと。
こんにちは！みかんです。
私のチームには4月から一緒に働くことになった子がいます。
彼女(Aさん)はこれまで休職していて、部署異動があり私のチームで働くことになりました。
Aさんとのこれまではマガジンにしています。
最近のAさん
Aさんの体調はあまりよくなかったです。
復職当初はエネルギーもあって、頭もクリアな感じでした。
復職してしばらく経つと不眠症の影響もあってか、頭がぼーっとしている感じ。
これまでできた仕事の優先順位もつけられなくなっていました。
仕事中にも涙が出ることもあり、会社も休みがちになりました。
産業医との面談
Aさんがそんな状態だったので、産業医にAさんの近況を情報共有をしました。
産業医「やっぱり復帰が早かったかもしれませんね。」
んん？どういうこと？
産業医に聞いてみるとAさんの復帰は、産業医としては少し早いかもと危惧していたそう。
でも人事異動のタイミングでAさんが行きたい部署(私がいる部署)に行けることになったので、Aさんの希望に沿う形で復帰させたとのこと。
これまでのAさんの姿を見ていた私は納得しました。
医者としても心の病気は分かり辛いんだろうなとも思いました。
うつは癌や切り傷なんかと違い、実体がつかめないのですから。
産業医の判断としては
「あと1日体調不良で休むことになったら再度休職するか考えましょう。」
となりました。
再度体調不良で休むことになったAさん
産業医と話した翌日、Aさんから連絡が来ました。
Aさん「今日出社が遅れるかもしれません。吐き気と涙が止まらなくて。」
私「無理しなくて大丈夫だよ。一度電話しようか。」
電話が終わりAさんは産業医に連絡。
産業医の判断で再度1か月間だけ休職することになりました。
Aさんに伝えたこと
私がAさんに電話で話した内容です。
合計で1時間半程度話しました。
電話ではAさんの話を聞きながら、私が思うことも話しました。
伝えられた部分と、もしかしたら伝えられなかった部分もあったかもしれません。
記憶を頼りに文字にしてみます。
人生は長いから今の自分を大切にしてほしい
人生は長いです。
Aさんはまだ20代後半なので90歳まで生きるとして、あと60年以上あります。
そのうちの数か月なんて全体から見れば数％です。
今はつらいかもしれないけど、自分自身と向き合うことができる時間ってそこまでない気がします。
焦る気持ちもあると思います。
でも焦っている自分、涙が出る自分、会社に行けない自分、全部含めて認めてあげてください。
周りを見たら、みんなうまくやっているように思うかもしれません。
でもそんなことないよ。
人生で落ち込んだり、少し立ち止まったり、悩んだり、みんなそんな時期ってあると思います。
私だって3か月会社に行けなかった期間がありました。
会社に行ける人が偉いとか、行けない自分はダメだとか、そんなことありません。
行ける自分も、行けない自分も含めて自分です。
どちらが偉いとかありません。
今は行けない時期。
ただ、それだけのこと。
少し引いた目で見ると、コントロールできない自分の心。
これって結構可愛かったりします(笑)
みんなに迷惑がかかるなんてことないよ
Ａさんが電話で泣きながら話してくれたこと。
「チームのみんなが良くしてくれたのに、私が休むことで迷惑になります。本当にすみません。」
それはＡさんが考える問題ではありません。
人数が減ったことに対して、管理職である私が仕事のコントロールをすればいいだけです。
それでも回らなければ私が会社に掛け合います。
人を増やしてもらえばいいだけのことです。
増えないのであれば、仕事を極限まで減らせばいいのですから。
その結果、チームの成果が下がろうが知ったことではありません。
だって私のチームはみんな頑張っているのですから。
頑張っているチームにもっと頑張れとは言えません。
会社がもっと頑張れよ！って話です(笑)
だから、みんなに迷惑がかかるということは考えなくていです。
Ａさんは自分自身と向き合ってくれたらいいよ。
会社のことは私たちに任せて。
周りがどう思うかは分からないけど、私は大きな問題として捉えていない
Ａさんが再度休職することになったと上司たちに共有すると、みんな必要以上に心配します。
電話でも話したけど、私にとって大きな問題ではありません。
この問題は、Ａさんの心とＡさん自身の問題です。
私たちはサポートをすることはできます。
でも乗り越えるのはＡさん自身です。
冷たいように感じるかもしれないけど、私はそう思っています。
でも、私にできることがあったら何でも言ってね。
電話の後半からAさんも笑いながら話してくれたこと、嬉しかったです。
今度のランチ
今度予定しているＡさんとのランチ。
楽しみにしています。
でも体調が悪かったり気分が乗らなかったら気にせず言ってね。
ランチなんていつでも行けるんだから(笑)
行けそうだったら食べたいもの考えてね。
予算は1人5000円まで！
美味しいものを食べたら少し良くなるかも？
もちろん私のおごりなので(笑)
Ａさんが休んで私が失ったもの
Ａさんは休むことでチームに迷惑がかかると言っていましたね。
私が唯一失ったものがあります。
1万円です。
先日、チームメンバーにお願いしました。
私「Ａさんの穴、頑張って埋めてください！」
部下「みかんさんが頑張ってくださいよ！」
私「これ以上頑張れません！」
部下「じゃあ美味しいもの食べに連れて行ってくださいよ。」
私「そんなことでいいのなら・・・！」
先日みんなに焼肉ランチをご馳走しました。
そのお会計の1万円。
1万円かかったけどみんなでワイワイできて楽しかったので、むしろプラスですね(笑)
1か月後復帰してＡさんの体調も戻ったら一緒にご飯行こうね！
この記事はアップするか本当に悩みました。
noteで色々な方の記事を見ていると、人生に悩まれている方って本当に多いです。
私自身も程度の差はあれ悩んでいますが、不特定多数に公開することで不快になる方がいるのではないか？
私自身の自己満ではないのか？
一方で公開することによってどこかで悩んでいる人に届いて、少しでも気持ちが楽になってくれるかもしれない。
天秤にかけた結果、公開することにしました。
この記事の内容はもちろんAさん確認済みです。
「私の経験が誰かのためになるのなら！」と了承してくれました。
以前も紹介しましたが、Aさんのことを考えるときに参考にしている本です。
他にも何冊か読みましたが、この本が一番しっくりきました。
休職している方も、復職された方も、周りに落ち込んでいる人がいる方も、参考になるかもしれません。
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