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古事記より、キナシとカルの悲しすぎる恋の物語をオーケストラにしました
ファンタジーオーケストラ系作曲家カリメロです。
自己紹介っぽいですが、8年前から「古事記をオーケストラで演ってみた」というシリーズで、アルバムを制作しています。
今作っているのはアルバム10作目になります。目標は、古事記の主な物語を全てオーケストレーションすること。
そしてこの10作目で、ようやく最後の話まで辿り着けそうな感じになりました。長かった・・・
これまで作ったものも順次紹介して行きたいのですが、まず最近の曲からということで。
物語はだいぶ昔、皇位を継ぐことになったキナシが実は妹のカルと恋に陥っていたというところから始まります。
実の兄妹ということだったので、内密に・・・していたのですが、どういうわけか彼女に送った歌が世間(宮中)に拡散されてしまいます。
この時代、禁断の恋は死罪。ただ次の天皇となる方・・・
兄弟である三男の安康さんが、思いとどまるように何度も説得したのですが、愛の力の前では何の役にもたたず。
安康さんは断腸の思いで、キナシを流罪に、カルを軟禁にしました。時がこの問題を解決してくれるだろうと・・・
それでも愛の力は衰えず、宮中を抜け出したカルはキナシのもとに向かい、二人で永遠の愛を誓い合って身を投げました。
一途な恋愛、そして再会の喜び、永遠の決断を、儚いほど美しいオーケストラで表現してみました。今もどこかで幸せに暮らしていると信じています。
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